非電源のボードゲーム(テーブルゲーム、アナログゲーム、カードゲーム、ドイツゲームなどアレコレ)に、広い意味で特化したブログ。
レシピ少なめ、レビュー蒐集ましまし!あ、ニンニクはいらないです。
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トランプでボドゲ風ゲームを作ってみた
実験⑨ ビッド式トリックテイキングゲームを作ってみたかった(できた?)
トランプでどこまでボードゲームに近づけるか
実験する企画の第9弾は、3〜4人で遊べる変態トリックテイキングゲーム!
(追記:2014.10.31)【ヴァリアントルール】『ゴ~スト;』の名称を、ゲームの雰囲気や効果を考え『朧月(おぼろづき)』に改名(ルール自体は全く変わりません)あと、本文をちょこちょこと修正しましたが、ルール自体に変更はありません。
(追記:2015.11.18)同数のビッドの際、最多/最少のどちらを2枚にするかを決める項目に補足を入れましました。あと、細々とした点を修正しましたが、ルール自体に変更はありません。
◆他のトランプゲームが気になる ⇒ 創作?活動の目次
◇実験10以降は ⇒ ボードゲームのレシピ▼創作活動館
<< 実験開始 >>
ルールのベース:辛いだけでいいのか
タイトル:神託の地
人数:3〜4人
対象:トリックテイキングゲームが理解できる人
時間:40分
トリックテイキングゲームの詳しいことが知りたい方は、以下のwikiで!
⇒ トリックテイキングゲーム(Wikipediaより)
【物語】
遠い遠い昔の、ここではない世界の、どこか知らない土地のお話。
その地では、神からのお告げ、つまり「神託」を聞きとることのできる『神官』が権力を握っていました。
【概要】
プレイヤーは、各々の國を統治する『神官』となり、右隣のプレイヤーにデタラメな「神託」を送っておいて、左隣のプレイヤーから来るデタラメな「神託」を達成する、無謀なトリックテイキングゲームです。
ゲームは、切り札なしの変態ビッド式マストフォローで、前半戦と後半戦の2ディール行います。
2ディールが終わった後で、最も勝利点を得ていたプレイヤーが勝者です。
【蛇足】
各スートは、以下の象徴です。
スペード(軍事)、ダイヤ(財政)、
クローバー(信仰)、ハート(食糧)
【ゲームの流れ】
<1ディール>
A:カードを配る
B:ビディング(最少と最多)
C:右隣にカードとビッドカードを渡す
D:トリックテイキング
E:勝利点の判定
以上を、2ディール終わるまで繰り返す
F:勝者の判定
【準備】
・トランプ一式
・本ルール
0)
全員でテーブルを囲んで座ります。一辺につき一人座るぐらいが、ちょうど良い距離でしょう。なお、自分の目の前にカードを置くスペースが必要です。
1)
カードを以下の数字で分けます。
2〜8
A、J、Q、K
9〜10
ジョーカー
✳︎三人で遊ぶ際には、全てのA(4枚)をゲームから除外してください。
2)
次に、AJQKをおもて向きで、それぞれ1つずつの山にします(Aの山、Jの山、Qの山、Kの山の4つの山ができます)。以後これを『ビッドカード』と呼びます。
✳︎三人で遊ぶ場合は、もちろんAはありませんので、できる山は3つです。
3)
9〜10をおもて向きで、それぞれのスートごとに上から9→10になるように1つに重ね、4つの山にします。以後この山を『ストック』、このストックから取るカードを『ボーナスカード』と呼びます。
4)
2〜8を裏向きでよく混ぜてシャッフルし、そのまま裏向きで1つの山とし、机の中央に置きます。以後これを『山札』と呼びます。
5)
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを配ります。
✳︎3人プレイの場合、カードが7枚余ります。この余ったカードは、2ディール目で使用するため中身を誰も見ないままで、いったん脇に避けて置いておきます。
ジョーカーを1枚用意し、机の中央におもて向きで置きます。
6)
各プレイヤーは、同じ数字の好きなビッドカードを一式(たとえば、Kの各スート1枚ずつの4枚)全てを手に取ります。
✳︎数字はプレイヤーを識別するために使用するのであって、優劣はありません。
7)
それぞれのプレイヤーは、配られたカードとビッドカードを全て手にし、中身を自分だけ確認します。
【ビディング】
8)
ビッドカードを使って、今回のディール中、単独で最も多く取ることができると思うスート(最多予測スート)と、単独で最も少なく取ることができると思うスート(最少予測スート)を1つずつ選択します。
✳︎対象となるのは、それぞれのスートの「枚数」であり、カードに書かれた数字は関係ありません。
例:
shiroは、スペードを4枚、ハートを2枚、クローバーを3枚、ダイヤは持っていません(0枚)。
この場合、現在の最多スートは「スペード」で、最少スートは「ダイヤ」です。
例:
kuroは、スペードを6枚、クローバーも6枚、ダイヤを2枚、ハートも2枚持っています。
この場合、現在の最多スートも最少スートも「なし」ということになります。
ただし、注意しなければならないのは、このビッドカード、ならびに、今、手に持っているカードは「右隣のプレイヤーのものである」ということです。
つまり、たいていの場合、最も多く集められそうなスートを「最少予測スート」に、最も集めることのできなそうな(もしくは、そもそも持っているカードにない)スートを「最多予測スート」に指定するでしょう。
✳︎ゲームに慣れるまで、デタラメに決めても、ランダムに決めてもかまいません。
補足:ただし、最も枚数が多いスートを「最多予測スート」、最も枚数が少ない(あるいは、ない)スートを「最少予測スート」にするのは、右隣のプレイヤーが有利になるだけなので、やめた方がよいと思います(2015.11.18追記)。
9)
最多予測スートと最少予測スートを選んだら、自分と右隣のプレイヤーの間に、全て裏向きでビッドカードを以下のように置きます。
最多スート・・・縦置き
最少スート・・・最多スートのすぐ下側に横置き
余ったビッドカード・・・最少スートのすぐ下側に、重ねて縦置き
✳︎上記3種類のビッドカードで、ちょうど十字の形になるように置きます。
✳︎2ディール目において、余ったビッドカードがない場合(残っているビッドカードが2枚)や1枚しか余らない場合(残ったビッドカードが3枚)がありますが、気にせずゲームを進めてください。
【 特殊なビッド 】
2ディール目において、以下の条件を両方満たす場合は、特殊なビッドが可能です。
・右隣のプレイヤーがそれを望んでいる。
・ビッドカードが3枚以上残っている。
その場合、最多、最少の他に「同数」という3つ目の予測をたてます(もちろん、右隣のプレイヤーではなく、ビッドカードを持つプレイヤーがカードを選択します)。
ビッドカードの置き方としては、裏向きで最多の上に重ねる、もしくは、同様に最少の上に重ねる、のどちらかです。
画像:手前のプレイヤーが最少の2枚重ね、左奥のプレイヤーが最多の2枚重ねです。
つまり、次のディールにおいて、単独で最多/最少ではなく、選択したビッドカードのスート2つが同数で最多/最少でなければ勝利点を得ることができなくなります。
例:
2ディール目において、midoriは右隣のプレイヤーorangeが望んだので、ビッドカードを3枚手に取り、最多予測にダイヤを、最少予測にハートとクローバーの2枚を選択し裏向きで重ねた。
これにより、2ディール終了時、orangeはハートとクローバーが同数で最も少なくなるようにトリックを進めていかなければならない。しかし、もし全てがうまくいけば、orangeは勝利点を3得ることができる!
補足:最多/最少のうち、どちらを同数(2枚)にするかを決めるのは、右隣のプレイヤーではなく、今、相手のビッドカードを持っているプレイヤーです(2015.11.18追記)。
【ビッド~トリックテイキング】
10)
自分が手に持っているカードを全て伏せ、右隣のプレイヤーにそのまま中身が誰にも分からないようにして渡します。
11)
全てのプレイヤーは、左隣から回ってきた手札を手に持ち、自分だけ中身を確認します。
12)
全てのプレイヤーは、左隣のプレイヤーとの間にあるビッドカードの最多と最少をおもて向け、自分の目の前に、形が崩れないよう移動させます。つまり、これが「神託」となります(笑)
縦置き・・・最多予測
横置き・・・最少予測
✳︎これから先、全てのプレイヤーの最多&最少予測ビッドカードは、ディールが終わるまで公開情報です!
【 特殊な置き方 】
2ディール目において、3枚目の「同数」を選んだ場合、最多/最少のビッドカードが2枚あります。
それぞれにおいて、
最多・・・カードは縦置きで、横方向に2枚並べて置きます。
最少・・・カードは横置きで、横方向に2枚並べて置きます。
画像:手前のプレイヤーは、最少予測を横置きで、2枚並べて置いています。奥のプレイヤーは、最多予測を縦置きで、2枚並べて置いています。
13)
自分が持っているカード(以後これを『手札』と呼びます)から好きな1枚を選択し、最少予測のビッドカードの下側に裏向きで置きます。
✳︎この伏せたカードは、今回のディールでは使用しません。さらに、最後の「E:勝利点の判定」において、対象のスートの列に付け加える『秘密のボーナスカード』となります。
14)
スタートプレイヤーを決めます。
1ディール目は、最近、夢で見た出来事が現実に起きた人、もしくは、じゃんけんで勝った人をスタートプレイヤーとします。
スタートプレイヤーは、机の中央にあるジョーカーを手札に加えます。
2ディール目では、ジョーカーを持っている(つまり、1ディール目の最後のトリックを取った)プレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
【トリックテイキングの流れ】
強:リードスート>数字>先出し:弱
強:9>8>7>6>5>4>3>2>1>0:弱
補足:同数の場合は、先に出した方が勝ちです。
補足:0より下の値は取りません(0より下は0で同数)。
15)
ジョーカーを持っているプレイヤーが、手札から1枚(ジョーカーを使用するなら2枚)おもて向きで自分の目の前にカードを出します(これを以後『リード札』『リード』、そのカードに書かれているスートを『リード札のスート』『リードスート』と呼びます)。
16)
時計回り(左回り)で一人ずつ順番に、手札からカードを1枚自分の目の前におもて向きで出します。
<手札を出すルール>
◆マストフォロー
リード札に書いてあるスートのカードが手札にある限り、あなたが望む/望まないにかかわらず、必ずそのカードを1枚自分の目の前におもて向きで出します(これを『マストフォロー』と呼びます)。
もし、リード札と同じスートのカードが手札に複数あった場合は、その中で好きな1枚を自分で選んで出します。
◆フォローできない場合
リード札と同じスートのカードが手札に1枚も無かった場合に限り、手札から好きな1枚を選んでおもて向きで自分の目の前に出します。
✳︎このゲームに切り札はないので、その場合、もちろんこのトリックを取ることはできないでしょう。
◆特殊なカード
「2」と「4」のカードは、マストフォローのルールから外れた出し方が可能です。詳しくは後述します。
17)
全員が手札から1枚カードを自分の目の前におもて向きで出したら、今回のトリックを誰が取るか判定します。
◇全員が同じスート
勝者・・・最も数の大きいプレイヤー
敗者・・・最も数の小さいプレイヤー
✳︎同数のプレイヤーがいた場合、先に出した方が大きい数字、後に出した方が小さい数字となります。
◇違うスートがあった場合
勝者・・・リード札と同じスートを出したプレイヤーの中で、最も数の大きいプレイヤー
敗者・・・リード札とは違うスートを出したプレイヤーの中で、最も数の小さいプレイヤー
✳︎同数のプレイヤーがいた場合、先に出した方が大きい数字、後に出した方が小さい数字となります。
18)
まず、トリックに負けた(最も小さい数を出した)プレイヤーは、ストックから好きなボーナスカードを1枚手に取り、自分の目の前におもて向きで置きます。
✳︎たとえ、欲しいカードがストックに残っていなくても、必ず1枚手に取り自分の目の前に置きます。
19)
次に、トリックに勝った(最も大きい数を出した)プレイヤーは、今回のトリックで使用した全てのカードを手に取り、ジョーカーを除き、自分の目の前におもて向きで並べて置きます。
この際、どのスートが何枚あるか、各スートごとに列を分けましょう。そして複数枚同じスートのカードがある場合、ひとつにまとめ、下に少しズラして重ねて並べると良いでしょう。
注意:ジョーカーは、必ず手札に加えてください。
注意:もし、ジョーカーが場に出ていなかったら、ジョーカーを持っているプレイヤーからジョーカーを譲り受けてください。
20)
次のトリックの準備をします。
*1トリックが終わった際に、3人プレイだと1人が、4人プレイだと2人が、何もカードを得ずにトリックを終えます。
⇒ジョーカーを持っているプレイヤーが次のトリックの打ち出し(スタートプレイヤー)となり、全ての手札が無くなるまで(1ディール=6トリック)、15)に戻ってトリックを繰り返します。
*その際、ジョーカーは手札として数えません。
【特殊効果】
以下の数字には、特殊な効果がついています。場に出した瞬間に、その効果は必ず発動します。
2 ・・・ オールフォロー
4 ・・・ スートなし
6 ・・・ 6/0
ジョーカー ・・・ +1/ー1
注意:特殊効果は「カード」にあるのではなく、「数字」にあります。
[2]オールフォロー
2は、≪混沌≫を表す。
・フォローで出した場合
どのスートが出されていても、必ずフォローします。
✳︎これは、手札に他のマストフォローのカードがあるにもかかわらず、2を出すことができる、ということを意味します。
・リードで出した場合
今回のトリックのリードスートは、カードに書いてあるスートです。
例:grayは、リード札として手札からハートの2を出した。今回のトリックのフォローすべきスートは「ハート」となった。
もし、全てのプレイヤーが2を出した場合、一番はじめに出したプレイヤーがこのトリックの勝者です。反対に、一番おわりに出したプレイヤーがこのトリックの敗者です。
・トリックを取った後
書かれたスートの列に並びます
[4]スートなし
4は≪枯渇≫を表す。
・フォローで出した場合
フォローできず、ただの4です。カードに書いてあるスートは無視します(そもそもスートがありません)。
ただし、4はマストフォローのルールから外れているため、いつでも出せます。
✳︎これは、手札に他のマストフォローしなければならないカードがあるにもかかわらず、4を出すことができる、ということを意味します。ただし、スートの勝負には必ず負けます。
もし、複数のプレイヤーが4を出していた場合は、最後に4を出したプレイヤーが今回のトリックの敗者です。
・リードで出した場合
今回のトリックは、スートなしで数字のみの勝負になります。
全てのプレイヤーは、スートに関係なくどんなカードでも出すことができます。
全員が出し終えた後で、最も数の大きいプレイヤーが勝者、反対に最も数の小さいプレイヤーが敗者となります。同数がいた場合は、先に出した方が勝者です。
例:terracottaは、リード札として手札からクローバーの4を出した。今回のフォローすべきスートは「なし」となったため、各プレイヤーは好きなカードを出すことができる。トリック終了時、場にはクローバの4、ハートの8、ダイヤの2、クローバーの6を横向きにした0が出ていた。この場合のトリックの勝者は「ハートの8」で、敗者は「クローバーの0」となる。
・トリックを取った後
取った4をおもて向きにして、好きなカードの上に横向きにして重ねます。これは、そのカードを「消した」ことを意味します(4ならびに、その下のカードを最終的なカウントに含めません)。
もし、自分の目の前にカードがない場合は、秘密のボーナスカードの上に置かれます。その際、秘密のボーナスカードの中身を公表する必要はありません。(2015.11.18追記)
それもない場合は、1ディール目であれば再び2ディール目で使用するため、いったん脇によけておきます(この脇によけた4は、誰でもいつでも確認可能なカードです)。
2ディール目であれば、ゲームから除外します。(2015.11.18追記)
*ただし、すでに自分の目の前に並べてある4を、今回手に入れた4で消すことはできません!
補足:取ったトリックの中に、4が1枚以上あり、さらに、自分の目の前にカードがなく、秘密のボーナスカードの上にも4が置かれている場合、得た4はすぐに全て脇に置く(1ディール目)か、ゲームから除外されます(2ディール目)。(2015.11.18追記)
[6]6/0
6は≪無常≫を表す。
・縦向きに出した場合は、カードに書いてあるスートの「6」です。
・横向きに出した場合は、カードに書いてあるスートの「0」です。
✳︎つまり、「0」として出した場合、数字としては最弱ではあるものの、フォローはしている状態です。
[ジョーカー]+1/-1
ジョーカーは≪思惑≫を表す。
*ジョーカーは単独では出せません!必ず、他のカードと一緒に出してください。
・縦向きに出した場合は、一緒に出したもう1枚のカードの数字に+1します。
・横向きに出した場合は、一緒に出したもう1枚のカードの数字を-1します。
例:mizuは、手札からハートの5と、ジョーカーを横向き(-1)にして目の前に出した。これにより、今回のトリックではスートは関係なく、単純に数勝負となった(5-1=4で、リード札のスートがないため)。
例:mizuは、手札からハートの5を横向きに、ジョーカーを縦向き(+1)にして目の前に出した。これにより、今回のトリックのスートはハートで、mizuの数は0(5+1=6の横向きは0)となる。
✳︎5は、縦で出しても横で出しても「5」
例:murasakiは、手札からクローバーの2と、ジョーカーを横向き(-1)にして出した。これにより、今回のトリックのスートはクローバーで、murasakiの数は1(2-1=1)となる。
例:haiは、手札からダイヤの6を横向き(0)に、ジョーカーも横向き(-1)にして出した。これにより、今回のトリックのスートはダイヤで、haiの数は0(0-1=-1✳︎ただし、0より下の値は取らないため0)となる。
・トリックを取った後
必ず、手札にジョーカーを入れます。
例:purpleは、スペードの5とジョーカーを横向き(-1)で出し、4をつくった。今回のトリックの結果、purpleは運よくトリックを取ることができたので、まずジョーカーを手札に加え、自ら出したスペードの5をスペードの列に、残りのカードもそれぞれのスートの列に加えた。
【 勝利点の判定(1回目) 】
21)
全てのプレイヤーは、自分の目の前に置かれているカードの枚数を各スートごとに数えます。
*他のプレイヤーのカードは全く関係ありません。あくまで、自分の目の前にどのスートのカードが、どれだけ並んでいるかが重要です。
22)
この際、トリックテイキングがはじまる前に裏向きで置いた「秘密のボーナスカード」をおもて向きにし、対象の列に加えます(そのスートに+1枚されます)。
さらに、ジョーカーを持っているプレイヤーは、望む/望まないにかかわらず、ジョーカーを好きなスートの列に「オールマイティ」として付け加えます(そのスートに+1枚されます)。
23)
そして、最多/最少それぞれにおいてビッドカードと同じ結果になっていた場合は、そのビッドカードを自分の手元におもて向きのまま横置きにし、『勝利点』とします(1枚1点です)。
注:以後、このカードは勝利点として扱います(ビッドカードには戻りません)。
*あくまで、単独で最多/最少になっていなければ、ビッドカードを達成したことになりません!
*0枚をカウントします。つまり、自分が持っていないスートは「最少」です。
もし、最多/最少ビッドカードと違う結果になっていた場合は、左隣のプレイヤーの間に重ねて置いてあるビッドカードの山に、達成できなかったビッドカードを裏向きで戻します。
*自分のビッドカードかどうか心配であれば、中身を確認しても問題ありません。
例:
ao の目の前には、スペードが4枚、ハートが1枚、クローバーが5枚、ダイヤが1枚並んでいる。aoがトリック前に置いた「秘密のボーナスカード」はスペードだったため、スペードの列に加え、スペードの列が5枚に変化した。さらに、ディールの最後のトリックを取ったので、手元にはジョーカーがあったため、aoはダイヤの列にジョーカーを加え、ダイヤの列が2枚に変化した。
aoのビッドカードを確認すると、最多はクローバー、最少はハートとなっていた。
aoは最少のハートを達成したので、手元にハートのビッドカードを置いた(勝利点1)。しかし、残念ながら最多のクローバーは達成できなかったので、左隣のプレイヤーの間に置いてあるビッドカードの山に、クローバーのビッドカードを戻した。
【 勝利点の判定(2回目) 】
21)~23)まで同様に処理します。
もし、3枚目のビッドカードがあれば、23)において、同数の最多/最少があれば勝利点を得ます(選択した方は単独では勝利点になりません)。
その後、次の【ディールの準備】をすることなく、ゲームは終了します。
【次のディールの準備】
24)
先ほどのディールで使用したカードの中から全てのスートの9・10を抜き出します。そして、机の中央にスートごとに分けて置き、ストックとします。
✳︎1ディール目で誰にも取られなかった9・10も一緒にします。
その際、ディールの最後でトリックを取ったプレイヤーは、ジョーカーが混ざらないよう注意してください!(勝利点と一緒に置いておくと良いでしょう)
25)
余ったカードをよくシャッフルして、裏向きの一つの山とします。
✳︎この際、先ほどのディールで一時的に取り除いた4を必ず忘れずに混ぜてください!
✳︎3人プレイの時は、はじめに脇に避けた7枚のカードも忘れずに混ぜてください!
26)
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを配ります。
✳︎3人プレイの場合、カードが7枚余ります。この余ったカードは、中身を誰も見ないままでゲームから除外します。
27)
右隣のプレイヤーとの間にあるビッドカードと、配られた7枚のカードを手に取り、自分だけ中身を確認します(もちろん、このカードたちは右隣のプレイヤーのものです!)
29)
8)のビッドに戻って、次のディールを始めます。
【 ゲームの終わり 】
2ディールが終わる
【 勝敗 】
勝利点が最も多いプレイヤーが勝者です(最高4点)
もし、最多のプレイヤーが同数いた場合、ジョーカーを持っているプレイヤー、もしくは、そのプレイヤーに時計(左)回りで近いプレイヤーが勝者となります。
【ヴァリアントルール】
ゴースト; ⇒ 朧月(おぼろづき)
*3人プレイ時のみ使用可能な、ガチなトリックテイキングを嗜む紳士・淑女のためのヴァリアントルールです。
ディールをはじめる前に脇に置き、ゲームに使用しない予定の7枚のカードを「ゴースト ⇒ 朧月」として使用します。
5)を修正
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを4人分ほど配りきります。
しかし、1人分のカードには誰も手を付けてはいけません(これを以後『朧月(おぼろづき)』と呼びます)。
*朧月は勝負に全く影響を及ぼしません。カードをカウンティングするために存在しているだけです。
ディールがはじまったら、1トリックの終わりに、必ず一番上のカードを表向きにします。
もし、すでに朧月のカードが表向きで公開されていた場合は、そのカードの上に、下のスートと数字が見えるよう右に少しズラして重ねて置きます。つまり、これまで何のカードが朧月から出されたか、誰でもいつでも確認することができる状態にしておきます。
*トリック中、朧月のカードは無視します。ならびにトリックの勝敗が決まっても、朧月のカードは誰も取ることができません(そのまま残り続けます)!
25)を修正
余ったカードをよくシャッフルして、裏向きの一つの山とします。
✳︎この際、先ほどのディールで一時的に取り除いた4を必ず忘れずに混ぜてください!
✳︎朧月のカード7枚も、全て忘れずに混ぜてください!
上記以外のルールは、基本ルールに則ります。
Copyright (C) 2014.9 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
・
結果:
考察:
・ここまでくると、トランプじゃなくて、きちんとしたイラストが欲しいな・・・そう、例えば「神官」とか「巫女さん」とか。
・だいたいにおいて、トリテのゲーム初回で「この手札から、どうビッドすればいいんだろう?よく分からないから、ビッドし辛いんだよなぁ」という不満を、「どうせ分からないなら、デタラメでいいじゃん。だって、隣のプレイヤーの手札なんだし!」という無茶苦茶な理論展開で解消してみました。当然、異義・異論は認めます(笑)
・トリックテイキングゲームの種類が多すぎて、きっとこのゲームも「アレの変種でしょ?」とか「アレそっくりだよ」とか言われるのは、もう覚悟の上です。はい(大汗)
→ デタラメなビッドから始めても、意外と勝負できるものですなぁ・・・できてるといいなぁ(遠い目)
備考:
★ 遊んでみた感想や、「ここはこうした方が、もっと面白いよ!」などのご意見は、記事のコメントによろしくお願いします!
★ おそらく、完全同一なルールのゲームはないと思いたいですが、もしありましたらご指摘ください。。。
☆ 今のところ、誰でも閲覧可能のフリーゲームとして公開しています!
☆ ルールのお問い合わせなどは以下のメールに、よろしくお願いします。
⇒ oshino.rinya◆gmail.com
(送る際は◆を@に変えてください)
トップの無関係で(笑)素敵な写真のイラストは、blue-greenさんからお借りしました!
タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、実験⑨、神託の地、変態ビッド式マストフォローのトリックテイキングゲーム、を作ってみたかった(できた?)
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実験⑨ ビッド式トリックテイキングゲームを作ってみたかった(できた?)
トランプでどこまでボードゲームに近づけるか
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(追記:2014.10.31)【ヴァリアントルール】『ゴ~スト;』の名称を、ゲームの雰囲気や効果を考え『朧月(おぼろづき)』に改名(ルール自体は全く変わりません)あと、本文をちょこちょこと修正しましたが、ルール自体に変更はありません。
(追記:2015.11.18)同数のビッドの際、最多/最少のどちらを2枚にするかを決める項目に補足を入れましました。あと、細々とした点を修正しましたが、ルール自体に変更はありません。
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人数:3〜4人
対象:トリックテイキングゲームが理解できる人
時間:40分
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【物語】
遠い遠い昔の、ここではない世界の、どこか知らない土地のお話。
その地では、神からのお告げ、つまり「神託」を聞きとることのできる『神官』が権力を握っていました。
【概要】
プレイヤーは、各々の國を統治する『神官』となり、右隣のプレイヤーにデタラメな「神託」を送っておいて、左隣のプレイヤーから来るデタラメな「神託」を達成する、無謀なトリックテイキングゲームです。
ゲームは、切り札なしの変態ビッド式マストフォローで、前半戦と後半戦の2ディール行います。
2ディールが終わった後で、最も勝利点を得ていたプレイヤーが勝者です。
【蛇足】
各スートは、以下の象徴です。
スペード(軍事)、ダイヤ(財政)、
クローバー(信仰)、ハート(食糧)
【ゲームの流れ】
<1ディール>
A:カードを配る
B:ビディング(最少と最多)
C:右隣にカードとビッドカードを渡す
D:トリックテイキング
E:勝利点の判定
以上を、2ディール終わるまで繰り返す
F:勝者の判定
【準備】
・トランプ一式
・本ルール
0)
全員でテーブルを囲んで座ります。一辺につき一人座るぐらいが、ちょうど良い距離でしょう。なお、自分の目の前にカードを置くスペースが必要です。
1)
カードを以下の数字で分けます。
2〜8
A、J、Q、K
9〜10
ジョーカー
✳︎三人で遊ぶ際には、全てのA(4枚)をゲームから除外してください。
2)
次に、AJQKをおもて向きで、それぞれ1つずつの山にします(Aの山、Jの山、Qの山、Kの山の4つの山ができます)。以後これを『ビッドカード』と呼びます。
✳︎三人で遊ぶ場合は、もちろんAはありませんので、できる山は3つです。
3)
9〜10をおもて向きで、それぞれのスートごとに上から9→10になるように1つに重ね、4つの山にします。以後この山を『ストック』、このストックから取るカードを『ボーナスカード』と呼びます。
4)
2〜8を裏向きでよく混ぜてシャッフルし、そのまま裏向きで1つの山とし、机の中央に置きます。以後これを『山札』と呼びます。
5)
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを配ります。
✳︎3人プレイの場合、カードが7枚余ります。この余ったカードは、2ディール目で使用するため中身を誰も見ないままで、いったん脇に避けて置いておきます。
ジョーカーを1枚用意し、机の中央におもて向きで置きます。
6)
各プレイヤーは、同じ数字の好きなビッドカードを一式(たとえば、Kの各スート1枚ずつの4枚)全てを手に取ります。
✳︎数字はプレイヤーを識別するために使用するのであって、優劣はありません。
7)
それぞれのプレイヤーは、配られたカードとビッドカードを全て手にし、中身を自分だけ確認します。
【ビディング】
8)
ビッドカードを使って、今回のディール中、単独で最も多く取ることができると思うスート(最多予測スート)と、単独で最も少なく取ることができると思うスート(最少予測スート)を1つずつ選択します。
✳︎対象となるのは、それぞれのスートの「枚数」であり、カードに書かれた数字は関係ありません。
例:
shiroは、スペードを4枚、ハートを2枚、クローバーを3枚、ダイヤは持っていません(0枚)。
この場合、現在の最多スートは「スペード」で、最少スートは「ダイヤ」です。
例:
kuroは、スペードを6枚、クローバーも6枚、ダイヤを2枚、ハートも2枚持っています。
この場合、現在の最多スートも最少スートも「なし」ということになります。
ただし、注意しなければならないのは、このビッドカード、ならびに、今、手に持っているカードは「右隣のプレイヤーのものである」ということです。
つまり、たいていの場合、最も多く集められそうなスートを「最少予測スート」に、最も集めることのできなそうな(もしくは、そもそも持っているカードにない)スートを「最多予測スート」に指定するでしょう。
✳︎ゲームに慣れるまで、デタラメに決めても、ランダムに決めてもかまいません。
補足:ただし、最も枚数が多いスートを「最多予測スート」、最も枚数が少ない(あるいは、ない)スートを「最少予測スート」にするのは、右隣のプレイヤーが有利になるだけなので、やめた方がよいと思います(2015.11.18追記)。
9)
最多予測スートと最少予測スートを選んだら、自分と右隣のプレイヤーの間に、全て裏向きでビッドカードを以下のように置きます。
最多スート・・・縦置き
最少スート・・・最多スートのすぐ下側に横置き
余ったビッドカード・・・最少スートのすぐ下側に、重ねて縦置き
✳︎上記3種類のビッドカードで、ちょうど十字の形になるように置きます。
✳︎2ディール目において、余ったビッドカードがない場合(残っているビッドカードが2枚)や1枚しか余らない場合(残ったビッドカードが3枚)がありますが、気にせずゲームを進めてください。
【 特殊なビッド 】
2ディール目において、以下の条件を両方満たす場合は、特殊なビッドが可能です。
・右隣のプレイヤーがそれを望んでいる。
・ビッドカードが3枚以上残っている。
その場合、最多、最少の他に「同数」という3つ目の予測をたてます(もちろん、右隣のプレイヤーではなく、ビッドカードを持つプレイヤーがカードを選択します)。
ビッドカードの置き方としては、裏向きで最多の上に重ねる、もしくは、同様に最少の上に重ねる、のどちらかです。
画像:手前のプレイヤーが最少の2枚重ね、左奥のプレイヤーが最多の2枚重ねです。
つまり、次のディールにおいて、単独で最多/最少ではなく、選択したビッドカードのスート2つが同数で最多/最少でなければ勝利点を得ることができなくなります。
例:
2ディール目において、midoriは右隣のプレイヤーorangeが望んだので、ビッドカードを3枚手に取り、最多予測にダイヤを、最少予測にハートとクローバーの2枚を選択し裏向きで重ねた。
これにより、2ディール終了時、orangeはハートとクローバーが同数で最も少なくなるようにトリックを進めていかなければならない。しかし、もし全てがうまくいけば、orangeは勝利点を3得ることができる!
補足:最多/最少のうち、どちらを同数(2枚)にするかを決めるのは、右隣のプレイヤーではなく、今、相手のビッドカードを持っているプレイヤーです(2015.11.18追記)。
【ビッド~トリックテイキング】
10)
自分が手に持っているカードを全て伏せ、右隣のプレイヤーにそのまま中身が誰にも分からないようにして渡します。
11)
全てのプレイヤーは、左隣から回ってきた手札を手に持ち、自分だけ中身を確認します。
12)
全てのプレイヤーは、左隣のプレイヤーとの間にあるビッドカードの最多と最少をおもて向け、自分の目の前に、形が崩れないよう移動させます。つまり、これが「神託」となります(笑)
縦置き・・・最多予測
横置き・・・最少予測
✳︎これから先、全てのプレイヤーの最多&最少予測ビッドカードは、ディールが終わるまで公開情報です!
【 特殊な置き方 】
2ディール目において、3枚目の「同数」を選んだ場合、最多/最少のビッドカードが2枚あります。
それぞれにおいて、
最多・・・カードは縦置きで、横方向に2枚並べて置きます。
最少・・・カードは横置きで、横方向に2枚並べて置きます。
画像:手前のプレイヤーは、最少予測を横置きで、2枚並べて置いています。奥のプレイヤーは、最多予測を縦置きで、2枚並べて置いています。
13)
自分が持っているカード(以後これを『手札』と呼びます)から好きな1枚を選択し、最少予測のビッドカードの下側に裏向きで置きます。
✳︎この伏せたカードは、今回のディールでは使用しません。さらに、最後の「E:勝利点の判定」において、対象のスートの列に付け加える『秘密のボーナスカード』となります。
14)
スタートプレイヤーを決めます。
1ディール目は、最近、夢で見た出来事が現実に起きた人、もしくは、じゃんけんで勝った人をスタートプレイヤーとします。
スタートプレイヤーは、机の中央にあるジョーカーを手札に加えます。
2ディール目では、ジョーカーを持っている(つまり、1ディール目の最後のトリックを取った)プレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
【トリックテイキングの流れ】
強:リードスート>数字>先出し:弱
強:9>8>7>6>5>4>3>2>1>0:弱
補足:同数の場合は、先に出した方が勝ちです。
補足:0より下の値は取りません(0より下は0で同数)。
15)
ジョーカーを持っているプレイヤーが、手札から1枚(ジョーカーを使用するなら2枚)おもて向きで自分の目の前にカードを出します(これを以後『リード札』『リード』、そのカードに書かれているスートを『リード札のスート』『リードスート』と呼びます)。
16)
時計回り(左回り)で一人ずつ順番に、手札からカードを1枚自分の目の前におもて向きで出します。
<手札を出すルール>
◆マストフォロー
リード札に書いてあるスートのカードが手札にある限り、あなたが望む/望まないにかかわらず、必ずそのカードを1枚自分の目の前におもて向きで出します(これを『マストフォロー』と呼びます)。
もし、リード札と同じスートのカードが手札に複数あった場合は、その中で好きな1枚を自分で選んで出します。
◆フォローできない場合
リード札と同じスートのカードが手札に1枚も無かった場合に限り、手札から好きな1枚を選んでおもて向きで自分の目の前に出します。
✳︎このゲームに切り札はないので、その場合、もちろんこのトリックを取ることはできないでしょう。
◆特殊なカード
「2」と「4」のカードは、マストフォローのルールから外れた出し方が可能です。詳しくは後述します。
17)
全員が手札から1枚カードを自分の目の前におもて向きで出したら、今回のトリックを誰が取るか判定します。
◇全員が同じスート
勝者・・・最も数の大きいプレイヤー
敗者・・・最も数の小さいプレイヤー
✳︎同数のプレイヤーがいた場合、先に出した方が大きい数字、後に出した方が小さい数字となります。
◇違うスートがあった場合
勝者・・・リード札と同じスートを出したプレイヤーの中で、最も数の大きいプレイヤー
敗者・・・リード札とは違うスートを出したプレイヤーの中で、最も数の小さいプレイヤー
✳︎同数のプレイヤーがいた場合、先に出した方が大きい数字、後に出した方が小さい数字となります。
18)
まず、トリックに負けた(最も小さい数を出した)プレイヤーは、ストックから好きなボーナスカードを1枚手に取り、自分の目の前におもて向きで置きます。
✳︎たとえ、欲しいカードがストックに残っていなくても、必ず1枚手に取り自分の目の前に置きます。
19)
次に、トリックに勝った(最も大きい数を出した)プレイヤーは、今回のトリックで使用した全てのカードを手に取り、ジョーカーを除き、自分の目の前におもて向きで並べて置きます。
この際、どのスートが何枚あるか、各スートごとに列を分けましょう。そして複数枚同じスートのカードがある場合、ひとつにまとめ、下に少しズラして重ねて並べると良いでしょう。
注意:ジョーカーは、必ず手札に加えてください。
注意:もし、ジョーカーが場に出ていなかったら、ジョーカーを持っているプレイヤーからジョーカーを譲り受けてください。
20)
次のトリックの準備をします。
*1トリックが終わった際に、3人プレイだと1人が、4人プレイだと2人が、何もカードを得ずにトリックを終えます。
⇒ジョーカーを持っているプレイヤーが次のトリックの打ち出し(スタートプレイヤー)となり、全ての手札が無くなるまで(1ディール=6トリック)、15)に戻ってトリックを繰り返します。
*その際、ジョーカーは手札として数えません。
【特殊効果】
以下の数字には、特殊な効果がついています。場に出した瞬間に、その効果は必ず発動します。
2 ・・・ オールフォロー
4 ・・・ スートなし
6 ・・・ 6/0
ジョーカー ・・・ +1/ー1
注意:特殊効果は「カード」にあるのではなく、「数字」にあります。
[2]オールフォロー
2は、≪混沌≫を表す。
・フォローで出した場合
どのスートが出されていても、必ずフォローします。
✳︎これは、手札に他のマストフォローのカードがあるにもかかわらず、2を出すことができる、ということを意味します。
・リードで出した場合
今回のトリックのリードスートは、カードに書いてあるスートです。
例:grayは、リード札として手札からハートの2を出した。今回のトリックのフォローすべきスートは「ハート」となった。
もし、全てのプレイヤーが2を出した場合、一番はじめに出したプレイヤーがこのトリックの勝者です。反対に、一番おわりに出したプレイヤーがこのトリックの敗者です。
・トリックを取った後
書かれたスートの列に並びます
[4]スートなし
4は≪枯渇≫を表す。
・フォローで出した場合
フォローできず、ただの4です。カードに書いてあるスートは無視します(そもそもスートがありません)。
ただし、4はマストフォローのルールから外れているため、いつでも出せます。
✳︎これは、手札に他のマストフォローしなければならないカードがあるにもかかわらず、4を出すことができる、ということを意味します。ただし、スートの勝負には必ず負けます。
もし、複数のプレイヤーが4を出していた場合は、最後に4を出したプレイヤーが今回のトリックの敗者です。
・リードで出した場合
今回のトリックは、スートなしで数字のみの勝負になります。
全てのプレイヤーは、スートに関係なくどんなカードでも出すことができます。
全員が出し終えた後で、最も数の大きいプレイヤーが勝者、反対に最も数の小さいプレイヤーが敗者となります。同数がいた場合は、先に出した方が勝者です。
例:terracottaは、リード札として手札からクローバーの4を出した。今回のフォローすべきスートは「なし」となったため、各プレイヤーは好きなカードを出すことができる。トリック終了時、場にはクローバの4、ハートの8、ダイヤの2、クローバーの6を横向きにした0が出ていた。この場合のトリックの勝者は「ハートの8」で、敗者は「クローバーの0」となる。
・トリックを取った後
取った4をおもて向きにして、好きなカードの上に横向きにして重ねます。これは、そのカードを「消した」ことを意味します(4ならびに、その下のカードを最終的なカウントに含めません)。
もし、自分の目の前にカードがない場合は、秘密のボーナスカードの上に置かれます。その際、秘密のボーナスカードの中身を公表する必要はありません。(2015.11.18追記)
それもない場合は、1ディール目であれば再び2ディール目で使用するため、いったん脇によけておきます(この脇によけた4は、誰でもいつでも確認可能なカードです)。
2ディール目であれば、ゲームから除外します。(2015.11.18追記)
*ただし、すでに自分の目の前に並べてある4を、今回手に入れた4で消すことはできません!
補足:取ったトリックの中に、4が1枚以上あり、さらに、自分の目の前にカードがなく、秘密のボーナスカードの上にも4が置かれている場合、得た4はすぐに全て脇に置く(1ディール目)か、ゲームから除外されます(2ディール目)。(2015.11.18追記)
[6]6/0
6は≪無常≫を表す。
・縦向きに出した場合は、カードに書いてあるスートの「6」です。
・横向きに出した場合は、カードに書いてあるスートの「0」です。
✳︎つまり、「0」として出した場合、数字としては最弱ではあるものの、フォローはしている状態です。
[ジョーカー]+1/-1
ジョーカーは≪思惑≫を表す。
*ジョーカーは単独では出せません!必ず、他のカードと一緒に出してください。
・縦向きに出した場合は、一緒に出したもう1枚のカードの数字に+1します。
・横向きに出した場合は、一緒に出したもう1枚のカードの数字を-1します。
ただし、ジョーカーにスートを変更する能力はありません。常に一緒に出したカードのスートとなります。
補足:ジョーカーで数字を足した際に、「特殊効果」が生まれる可能性が高いです!!例:mizuは、手札からハートの5と、ジョーカーを横向き(-1)にして目の前に出した。これにより、今回のトリックではスートは関係なく、単純に数勝負となった(5-1=4で、リード札のスートがないため)。
例:mizuは、手札からハートの5を横向きに、ジョーカーを縦向き(+1)にして目の前に出した。これにより、今回のトリックのスートはハートで、mizuの数は0(5+1=6の横向きは0)となる。
✳︎5は、縦で出しても横で出しても「5」
例:murasakiは、手札からクローバーの2と、ジョーカーを横向き(-1)にして出した。これにより、今回のトリックのスートはクローバーで、murasakiの数は1(2-1=1)となる。
例:haiは、手札からダイヤの6を横向き(0)に、ジョーカーも横向き(-1)にして出した。これにより、今回のトリックのスートはダイヤで、haiの数は0(0-1=-1✳︎ただし、0より下の値は取らないため0)となる。
・トリックを取った後
必ず、手札にジョーカーを入れます。
例:purpleは、スペードの5とジョーカーを横向き(-1)で出し、4をつくった。今回のトリックの結果、purpleは運よくトリックを取ることができたので、まずジョーカーを手札に加え、自ら出したスペードの5をスペードの列に、残りのカードもそれぞれのスートの列に加えた。
【 勝利点の判定(1回目) 】
21)
全てのプレイヤーは、自分の目の前に置かれているカードの枚数を各スートごとに数えます。
*他のプレイヤーのカードは全く関係ありません。あくまで、自分の目の前にどのスートのカードが、どれだけ並んでいるかが重要です。
22)
この際、トリックテイキングがはじまる前に裏向きで置いた「秘密のボーナスカード」をおもて向きにし、対象の列に加えます(そのスートに+1枚されます)。
さらに、ジョーカーを持っているプレイヤーは、望む/望まないにかかわらず、ジョーカーを好きなスートの列に「オールマイティ」として付け加えます(そのスートに+1枚されます)。
23)
そして、最多/最少それぞれにおいてビッドカードと同じ結果になっていた場合は、そのビッドカードを自分の手元におもて向きのまま横置きにし、『勝利点』とします(1枚1点です)。
注:以後、このカードは勝利点として扱います(ビッドカードには戻りません)。
*あくまで、単独で最多/最少になっていなければ、ビッドカードを達成したことになりません!
*0枚をカウントします。つまり、自分が持っていないスートは「最少」です。
もし、最多/最少ビッドカードと違う結果になっていた場合は、左隣のプレイヤーの間に重ねて置いてあるビッドカードの山に、達成できなかったビッドカードを裏向きで戻します。
*自分のビッドカードかどうか心配であれば、中身を確認しても問題ありません。
例:
ao の目の前には、スペードが4枚、ハートが1枚、クローバーが5枚、ダイヤが1枚並んでいる。aoがトリック前に置いた「秘密のボーナスカード」はスペードだったため、スペードの列に加え、スペードの列が5枚に変化した。さらに、ディールの最後のトリックを取ったので、手元にはジョーカーがあったため、aoはダイヤの列にジョーカーを加え、ダイヤの列が2枚に変化した。
aoのビッドカードを確認すると、最多はクローバー、最少はハートとなっていた。
aoは最少のハートを達成したので、手元にハートのビッドカードを置いた(勝利点1)。しかし、残念ながら最多のクローバーは達成できなかったので、左隣のプレイヤーの間に置いてあるビッドカードの山に、クローバーのビッドカードを戻した。
【 勝利点の判定(2回目) 】
21)~23)まで同様に処理します。
もし、3枚目のビッドカードがあれば、23)において、同数の最多/最少があれば勝利点を得ます(選択した方は単独では勝利点になりません)。
その後、次の【ディールの準備】をすることなく、ゲームは終了します。
【次のディールの準備】
24)
先ほどのディールで使用したカードの中から全てのスートの9・10を抜き出します。そして、机の中央にスートごとに分けて置き、ストックとします。
✳︎1ディール目で誰にも取られなかった9・10も一緒にします。
その際、ディールの最後でトリックを取ったプレイヤーは、ジョーカーが混ざらないよう注意してください!(勝利点と一緒に置いておくと良いでしょう)
25)
余ったカードをよくシャッフルして、裏向きの一つの山とします。
✳︎この際、先ほどのディールで一時的に取り除いた4を必ず忘れずに混ぜてください!
✳︎3人プレイの時は、はじめに脇に避けた7枚のカードも忘れずに混ぜてください!
26)
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを配ります。
✳︎3人プレイの場合、カードが7枚余ります。この余ったカードは、中身を誰も見ないままでゲームから除外します。
27)
右隣のプレイヤーとの間にあるビッドカードと、配られた7枚のカードを手に取り、自分だけ中身を確認します(もちろん、このカードたちは右隣のプレイヤーのものです!)
29)
8)のビッドに戻って、次のディールを始めます。
【 ゲームの終わり 】
2ディールが終わる
【 勝敗 】
勝利点が最も多いプレイヤーが勝者です(最高4点)
もし、最多のプレイヤーが同数いた場合、ジョーカーを持っているプレイヤー、もしくは、そのプレイヤーに時計(左)回りで近いプレイヤーが勝者となります。
【ヴァリアントルール】
ゴースト; ⇒ 朧月(おぼろづき)
*3人プレイ時のみ使用可能な、ガチなトリックテイキングを嗜む紳士・淑女のためのヴァリアントルールです。
ディールをはじめる前に脇に置き、ゲームに使用しない予定の7枚のカードを「ゴースト ⇒ 朧月」として使用します。
5)を修正
山札から、全てのプレイヤーが7枚になるまで、順番に1枚ずつ裏向きのままカードを4人分ほど配りきります。
しかし、1人分のカードには誰も手を付けてはいけません(これを以後『朧月(おぼろづき)』と呼びます)。
*朧月は勝負に全く影響を及ぼしません。カードをカウンティングするために存在しているだけです。
ディールがはじまったら、1トリックの終わりに、必ず一番上のカードを表向きにします。
もし、すでに朧月のカードが表向きで公開されていた場合は、そのカードの上に、下のスートと数字が見えるよう右に少しズラして重ねて置きます。つまり、これまで何のカードが朧月から出されたか、誰でもいつでも確認することができる状態にしておきます。
*トリック中、朧月のカードは無視します。ならびにトリックの勝敗が決まっても、朧月のカードは誰も取ることができません(そのまま残り続けます)!
25)を修正
余ったカードをよくシャッフルして、裏向きの一つの山とします。
✳︎この際、先ほどのディールで一時的に取り除いた4を必ず忘れずに混ぜてください!
✳︎朧月のカード7枚も、全て忘れずに混ぜてください!
上記以外のルールは、基本ルールに則ります。
Copyright (C) 2014.9 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
結果:
考察:
・ここまでくると、トランプじゃなくて、きちんとしたイラストが欲しいな・・・そう、例えば「神官」とか「巫女さん」とか。
・だいたいにおいて、トリテのゲーム初回で「この手札から、どうビッドすればいいんだろう?よく分からないから、ビッドし辛いんだよなぁ」という不満を、「どうせ分からないなら、デタラメでいいじゃん。だって、隣のプレイヤーの手札なんだし!」という無茶苦茶な理論展開で解消してみました。当然、異義・異論は認めます(笑)
・トリックテイキングゲームの種類が多すぎて、きっとこのゲームも「アレの変種でしょ?」とか「アレそっくりだよ」とか言われるのは、もう覚悟の上です。はい(大汗)
→ デタラメなビッドから始めても、意外と勝負できるものですなぁ・・・できてるといいなぁ(遠い目)
備考:
★ 遊んでみた感想や、「ここはこうした方が、もっと面白いよ!」などのご意見は、記事のコメントによろしくお願いします!
★ おそらく、完全同一なルールのゲームはないと思いたいですが、もしありましたらご指摘ください。。。
☆ 今のところ、誰でも閲覧可能のフリーゲームとして公開しています!
☆ ルールのお問い合わせなどは以下のメールに、よろしくお願いします。
⇒ oshino.rinya◆gmail.com
(送る際は◆を@に変えてください)
トップの無関係で(笑)素敵な写真のイラストは、blue-greenさんからお借りしました!
タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、実験⑨、神託の地、変態ビッド式マストフォローのトリックテイキングゲーム、を作ってみたかった(できた?)
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