非電源のボードゲーム(テーブルゲーム、アナログゲーム、カードゲーム、ドイツゲームなどアレコレ)に、広い意味で特化したブログ。
レシピ少なめ、レビュー蒐集ましまし!あ、ニンニクはいらないです。
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トランプでボドゲ風ゲームを作ってみた
実験⑦ 物語性のある、二人専用トリックテイキングゲームが作れるか?
トランプでどこまでボードゲームに近づけるか
実験する企画の第7弾は、2人専用トリックテイキングゲーム!
(追記:2014.2.15)各トリックにおける、ファーストプレイヤーについて明記
(追記:2014.2.15)ジョーカーが移動するタイミングについて明記
(追記:2014.2.16)スートの強弱について明記
(追記:2014.2.26)8トリック終了後の手札の処理を明記
(追記:2014.6.6)1トリックにおける2枚目のカードの出し方について修正&明記
(追記:2015.1.25)全体的に細かい部分を修正。そして、このゲームの正式名称を「トランクと行商人」に決定!
◆他のトランプゲームが気になる ⇒ 創作?活動の目次
◇実験10以降は ⇒ ボードゲームのレシピ▼創作活動館
<< 実験開始 >>
ルールのベース:フォレショレ
タイトル:トランクと行商人
(旧・トラン苦テイキング)
人数:2人専用
対象:分数とマイナスの概念が理解できる人
時間:30分
【物語】
あなた方は、諸国を旅するバイヤー(同業者でライバル)です。
今回の旅では、2つの国に立ち寄り、なるべく多くの貴重な商品をトランクに詰め込んで、帰路につきましょう。
しかし、貴重な商品がなかなか手に入らない時には、ガラクタをトランクに詰め込むことも必要かもしれません。
なぜって、スカスカよりは、多少ガラクタが入っていても満杯のトランクの方がいいですからね。
【トリックテイキングとは】
*まずは、トリックテイキングゲーム一般における重要な概念について説明してから、ゲームのルールに移ります。
*すでにトリックテイキングゲームについてご存知でしたら、この項目を飛ばして、【概要】からお読みください。
トリックテイキングゲームとは、主にヨーロッパで盛んなトランプの遊び方の一種です。
ゲームの基本的な目的は、自分のカードを使い、他プレイヤーのカードを獲得することです。
この、他プレイヤーとのカードを取るやりとり(だいたい一周)を『トリック』と呼びます。そして、取ったカードそのものも『トリック』と呼びます。
トリックを取るためには、ファーストプレイヤーがはじめに出したカード(これを『リード』と呼びます)の『スート(カードに書かれた、スペード、ダイヤ、クローバー、ハートの4つのマークのこと)』が重要になることが多いです。
リードされたスートを見てから、一人ずつ順番にカードを表向きで出していきます(これを『フォロー』と呼びます)。
なお、フォローのルールの中でも、同じスートのカードが手にある限り、他のプレイヤーは必ずそのスートのカードを出さなければならないルールがあります(これを『マストフォロー』ルールと呼びます)。
*本ゲームは、このマストフォローの変則ルールです。
しかし、マストフォローでも、手にリードされたスートがない場合に限り、好きなスートのカードを出すことができます。
トリックの勝負は、カードに書かれた数字で決まります。
*ゲームによって、強い数字から弱い数字までの序列が決められています。
1つのスートのみが出ている場合は、その中で最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
複数のスートが出ている場合は、リードしたカードのスートで、最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
ただし、出された複数のスートのうち、『切り札』のスートが出ている場合には、切り札のスートを出したプレイヤーがトリックを取ります。
切り札を複数のプレイヤーが出した場合には、切り札を出した中で最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
このように、トリックを繰り返し取っていく(=テイクする)ゲームを『トリックテイキングゲーム』と呼びます。
なお、ゲーム中にトリックを何回取れるかなど、何らかの宣言をしてからゲームを始めるスタイルを『ビッド』あるいは『ビッド系』とよびます。
*本ゲームは、ビッド系マストフォローの変則トリックテイキングゲームです。
【概要】
二人専用ビッド系マストフォローの変則トリックテイキングゲームです。
初期手札として配られる10枚のカードから、トランクとなるカードを1枚決めます(ビッド)。
1トリックごとに、商品やガラクタ(荷物)をトランク(カード)に詰めていきます。
そのトランクには、書かれた数字まで荷物を詰めることができます。しかし、荷物が少な過ぎても多過ぎてもいけません。
8トリックが終わった後、貴重な商品を“ほどよく”詰めたトランクを持ち帰ったプレイヤーが勝利します。
【準備】
0)
お互いに、テーブルを挟んで向き合って座ります。
トランプから、全ての10と6を抜き出し除外します(箱などに戻してください)。
1)
トランプを「A~9」「JQK」の2つに分けます。あと、「ジョーカー」を1枚用意します。
2)
「JQK」をひとまとめにして、裏向きでよくシャッフルします。そのまま裏向きで1つの山とします。
場の中央に、山の一番上から1、5枚目は表向きにして、他は裏向きにして、4枚の列を2つ(4×2)並べます。
以後、これを『貴重な商品』と呼びます。
そして、表向きにされた1、5枚目のカードを『入国カード』とも呼びます。
*左上の1・2・3・4枚がひとつ目の国、左下の5・6・7・8枚がふたつ目の国となります。
余ったJQKは、誰も中身を見ないようにして、ゲームから除外します。
3)
「A~9」を裏向きでシャッフルして、そのまま裏向きでひとつの山とします(以後、『山札』と呼びます)。
山札は、2枚目の入国カード(それは5枚目となる、表向きの貴重な商品のことでもあります)の左側に置きます。
4)
まず、山札の一番上からお互いに10枚になるまで、裏向きでカードを交互に配ります(以後、これを『手札』と呼びます)。
余った山札のカードは、そのままにしておきます。
5)
それぞれ、10枚ある手札の中身を自分だけ確認します。そして、1枚を『トランク』に決め、裏向きで、かつ、横にして自分の目の前に置きます。
*自分のトランクは、いつでも数字を確認しても良いですが、相手には絶対に数字を見せたり教えたりしてはいけまけん!
ここで重要なのは、そのカードに書かれた数字です。
トランクとしたカードに書かれた数字は「トランクの容量」です。
つまり、トランクに何枚までカード(荷物)を置くことができるかを表しています。
例:
eiは、ハートの9をトランクに決めました。つまりeiは、ゲーム中に、9枚までカードを取って良いことになります。
*ゲーム中、トランクはこの1つしかありません。また、トランクを増やすことも、交換することもできません。
*Aをトランクにした場合は、トランクの容量は11です(後述)。
6)
ジョーカーを、1枚目の入国カード(かつ、1枚目となる、表向きの貴重な商品)の左側に置きます。
【ゲームの進行】
7)
最近、海外へ旅行に出かけたプレイヤーが、はじめのトリックのファーストプレイヤーとなります。
(あるいは、じゃんけんで勝ったプレイヤーがファーストプレイヤーです)
*2回目以降のトリックでは、ジョーカーを持っているプレイヤーが常にファーストプレイヤーです。
8)
貴重な商品が、まだめくられていなければ、貴重な商品の中で最も山札に近い(左側にある)カードをめくって表向きにします。
*1枚目と5枚目は、はじめから表向きにしてあるため、めくる必要はありません。
*上の段が終わってから下の段に移ります。つまり、めくる順番は、左上から右横に①→2→3→4→左下へ斜めにおりてから右横に⑤→6→7→8と、Zを描くようにめくっていきます。
(①と⑤は入国カードを兼ねる)
この、今、示されている貴重な商品のスートが、このトリックの切り札となるスートです。
*5枚目の表向きのカードは、5トリック目になるまでは『入国カード(=切り札ではない)』として扱います。
9)
ファーストプレイヤーから順に、交互に必ず1回ずつカードを出します。
強: 11(A横)>9>8>・・・>3>2>1(A縦): 弱
*Aは特殊なカードで、「1」としても「11」としても使えます(使用時に選択。11として出す場合は、カードを横向きにして出す)。
マストフォローのルールなので、必ずリードされたスートのカードを出してください。
*リードされたスートが手札にない場合に限り、好きなスートのカードを出せます。
スートの強弱は、
強: 切り札 > リード > その他 :弱
10)
お互いに1枚目のカードを出した後、再びファーストプレイヤーに手番が回ってきます。
ここで、2枚目のカードを出すか、パスするかを、順番に選択します。
お互いに、出しても出さなくても良いです(一人が出して、一人がパスすることもあります)
たびたび、ファーストプレイヤーは1枚だけに対し、セカンドプレイヤーは2枚という状況がありえます。
*一人のプレイヤーが出せるスートは、1トリックにつき1スートのみです。
つまり、1枚目にダイヤを出した場合は、2枚目を出すと決めたのであれば、必ずダイヤを出さなければなりません(手札にダイヤがあっても、出したくなければ出す必要はありません)
11)
お互い、出した1~2枚のカードの数を合計します。
最高・・・A横+9=20
最低・・・A縦 =1
*数が同じ場合は、先に出したプレイヤーの方が「数が大きい」とみなされます。
12)
まず、合計した数が小さいプレイヤーは、自分が出したカードのスートを確認します。
>切り札のスートである場合
出したカードを全て山札の左に、ひとつに重ねて表向きで置きます(これを『捨て札にする』、ひとつに重なった捨て札の山を『捨て札の山』と呼びます)。
その後、手番を終了します。
>切り札のスートではない場合
今、自分が出したカード全てに対して、以下のどちらかを選択します。
A)トランクのすぐ下側に表(おもて)向きで置く。
以後、この表向きのカードを『ガラクタ』と呼びます。
B)捨て札にする。
*一枚をトランクに、一枚を捨て札に、というようなことはできません。
*トランクの下側に置いたカードは全て『荷物』と呼びます。
*すでに荷物がある場合は、その荷物の一番上に、内容が分かる程度に少しカードを下にズラして重ねて置いてください。
13)
合計した数が大きいプレイヤーは、出したカードを全て捨て札にします。
そして、現在、切り札として示されている貴重な商品を手に取り、以下のどちらかを選択します。
A)トランクのすぐ下側に裏(うら)向きで置く。
B)トランクのすぐ下側に表(おもて)向きで置く。
ABどちらを選択した場合でも、最後に、ジョーカーを取って、荷物の一番上に、上記と同様にズラして置きます。
*つまり、トリックに勝てば、強制的にジョーカーがついてきます(笑)
*トランクの下側には、何枚荷物を重ねてもかまいませんが、ビッド次第では、大幅な減点をくらってしまうので、よく考えて荷物を置きましょう。
14)
次のトリックの準備をします。
次のトリックのファーストプレイヤーは、ジョーカーを持つプレイヤーです。
つまり、トリックに勝ったプレイヤーが次のトリックのファーストプレイヤーとなり、始めに手札から1枚出すことになるわけです。
以下、8トリックが終わるまで、8)まで戻ってゲームを進めます。
【手札の補充】
4トリック目が終わった後の、14)次のトリックの準備 の時(つまり、5トリック目を始める前)に、ジョーカーを持っているプレイヤーから、手札が6枚になるまで山札から補充します。
*これは、ふたつ目の国に移動したため、交渉の材料となる手札が増えたことを意味します。
このタイミング以外で、手札が補充されることはありません。
<レアなケース>
*8トリック目に起こることがあります。
もし、手札が1枚もないプレイヤーがいた場合、山札の一番上を公開し、それを手札のないプレイヤーが出したことにします。
ただし、公開した数から、必ず1を引いた数にしかなりません。
例:
8トリック目が始まりましたが、kiには手札がありません。そこで、kiは、山札の一番上からカードを公開しました。公開したカードはスペードの7でしたが、必ず1を引かなければならないので、今回kiが出したのは「スペードの6」となりました。
*2枚目を引くことはできません。1枚で勝負してください。
*例外的に、Aから1を引くことはしませんが、Aは1でしかありません(11にはなりません!)。
【荷物の容量と得点】
《ガラクタ》
A~9で構成された、まさに大量のガラクタ。書いてある数字には、何の意味もありません。
表(おもて)向き・・・容量1(0点)
*ガラクタには、トランクがスカスカで失点を受けることを免れる効果があります。
*一度入れたガラクタは、取り出すことができません!
《貴重な商品》
JQKで構成された8枚しかない貴重なカード。
裏(うら)向き ・・・容量1(2点)
表(おもて)向き・・・容量1(0点)*
*表向きで置いた際、その枚数分、トランクの得点を倍にします(例えば2枚なら2倍、3枚なら3倍・・・というように)。
*もちろん、トランクの得点がマイナスの値を取った場合も、その得点を倍にします。
*しかし、1枚だと1倍にするのみで、あまり意味がありません。
*あまりないケースですが、トランクの得点が0だった場合は、表向きで貴重な商品を何枚置いても、得点は0のままです。
《強運のコイン》
常に表向きで、トリックの勝者の荷物にまぎれこむジョーカー。
表(おもて)向き・・・容量1(0点)*
*表向きの貴重な商品と同じ効果です。合わせて数えてください。
*ジョーカーは、裏向きにはできません。
【ゲームの終了】
8トリックが終わる。
【勝敗】
・まず、それぞれ余った手札を、お互いに全て表向きで確認し、捨て札にします。
*この際、マストフォローに即していないカードの出し方をしていたプレイヤーが明らかになった場合、そのプレイヤーは失格となります(該当のプレイヤーの敗北が決定し、必ず相手が勝利します)
・お互いに、自分がトランクに置いた貴重な商品の得点を合計します。
・次に、お互いに、自分のトランクの容量を公開します。
・そして、お互いに、トランクに何枚の荷物を置いたか数え、トランクの容量と比べます。
荷物<トランク
残念ながら、スカスカなトランクとなってしまいました。
→ トランクの容量から荷物の枚数を引きます。余った数が、貴重な商品からマイナスする点です。
例:
onのトランクは、容量が7でした。今、onのトランクには5枚の荷物が置いてあります。onはトランクの容量7から荷物の5を引き、余りが2となりました。つまり、2点のマイナスを受けてしまいました。
荷物=トランク
完璧なトランクの状態です!後は、荷物の中身の問題ですね。
→ マイナスする点はありません。
例:
eaのトランクは、容量が4でした。今、eaのトランクには4枚の荷物が置いてあるため、マイナスする点はありません。
荷物>トランク
トランクに、荷物を詰め過ぎてしまいましたか・・・。いくつか、商品が壊れてしまったようです。
→ トランクからオーバーした荷物の枚数を計算します。その枚数×2の点を、貴重な商品からマイナスします。
例:
diのトランクは、容量が5でした。今、diのトランクには7枚の荷物が置いてあります。トランクからオーバーした枚数は2枚なので、2×2=4点のマイナスを受けてしまいました。
・貴重な商品から容量のマイナス点を引きます。
・その引いた点に、表向きで置いた貴重な商品(ジョーカーを含む)の枚数を掛け算します。
例:
aaは、容量がA(11)のトランクに5枚しか荷物を置けず、その中には、裏向きの貴重な商品が1枚しかありませんでした。にもかかわらず、表向きの貴重な商品は3枚もあります!aaの得点は、2点から6点を引き-4点となり、それを3倍にしなくてはならないので、最終的に-12点となりました。
*このように、得点はマイナスの値を取ります!
・最後に、トランク=荷物だった全てのプレイヤーは、達成ボーナスとして追加の3点を得ます。
・もちろん、トランク>荷物、トランク<荷物のプレイヤーには、追加の点はありません。
計算式:
(貴重な商品の合計点 - 容量の失点)× 表向きの貴重な商品の枚数 + 達成ボーナス = 勝利点
・最も勝利点の多いプレイヤーが勝者です!
・もし、同点の場合は、容量の失点が少ないプレイヤーの勝利です。
・それでも同点の場合は、ガラクタの少ないプレイヤーの勝利です。
・それでも、まだ同点の場合は、ジョーカーを持っているプレイヤーの勝ち、あるいは、違う2つの国に旅立ち、新たなゲームで決着をつけてください
⇒ ヴァリアントルールができました! トランクと行商人・ヴァリアントルール
Copyright (C) 2014.2 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
・
結論:
考察:
・二人用のトリックテイキングゲームって、なかなか難しいね。少し、物語ちっくにできた・・・と思いたい。
・トランクボードが欲しいなぁ・・・
・カード構成表や、得点計算の方法など、ちょっと何枚か付け足したい。
・コマが1つあるだけで、ゲーム進行の分かりやすさとか、雰囲気とか、格段に違うのに・・・
・イラスト欲しい。トランプの絵札って、一見、人身売(以下略
⇒ トランプだけでゲームを表現するのは、そろそろ限界な気もする。
備考:
★ 遊んでみた感想や、「ここはこうした方が、もっと面白いよ!」などのご意見は、記事のコメントによろしくお願いします!
★ おそらく、完全同一なルールのゲームはないと思いたいですが、もしありましたらご指摘ください。。。
☆ 今のところ、誰でも閲覧可能のフリーゲームとして公開しています!
☆ ルールのお問い合わせなどは以下のメールに、よろしくお願いします。
⇒ oshino.rinya◆gmail.com
(送る際は◆を@に変えてください)
トップの無関係で(笑)素敵な写真のイラストは、blue-greenさんからお借りしました!
タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、実験⑦、トラン苦テイキング、「トランクと行商人」に正式名称を決定しました!
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(追記:2015.1.25)全体的に細かい部分を修正。そして、このゲームの正式名称を「トランクと行商人」に決定!
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(旧・トラン苦テイキング)
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対象:分数とマイナスの概念が理解できる人
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【物語】
あなた方は、諸国を旅するバイヤー(同業者でライバル)です。
今回の旅では、2つの国に立ち寄り、なるべく多くの貴重な商品をトランクに詰め込んで、帰路につきましょう。
しかし、貴重な商品がなかなか手に入らない時には、ガラクタをトランクに詰め込むことも必要かもしれません。
なぜって、スカスカよりは、多少ガラクタが入っていても満杯のトランクの方がいいですからね。
【トリックテイキングとは】
*まずは、トリックテイキングゲーム一般における重要な概念について説明してから、ゲームのルールに移ります。
*すでにトリックテイキングゲームについてご存知でしたら、この項目を飛ばして、【概要】からお読みください。
トリックテイキングゲームとは、主にヨーロッパで盛んなトランプの遊び方の一種です。
ゲームの基本的な目的は、自分のカードを使い、他プレイヤーのカードを獲得することです。
この、他プレイヤーとのカードを取るやりとり(だいたい一周)を『トリック』と呼びます。そして、取ったカードそのものも『トリック』と呼びます。
トリックを取るためには、ファーストプレイヤーがはじめに出したカード(これを『リード』と呼びます)の『スート(カードに書かれた、スペード、ダイヤ、クローバー、ハートの4つのマークのこと)』が重要になることが多いです。
リードされたスートを見てから、一人ずつ順番にカードを表向きで出していきます(これを『フォロー』と呼びます)。
なお、フォローのルールの中でも、同じスートのカードが手にある限り、他のプレイヤーは必ずそのスートのカードを出さなければならないルールがあります(これを『マストフォロー』ルールと呼びます)。
*本ゲームは、このマストフォローの変則ルールです。
しかし、マストフォローでも、手にリードされたスートがない場合に限り、好きなスートのカードを出すことができます。
トリックの勝負は、カードに書かれた数字で決まります。
*ゲームによって、強い数字から弱い数字までの序列が決められています。
1つのスートのみが出ている場合は、その中で最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
複数のスートが出ている場合は、リードしたカードのスートで、最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
ただし、出された複数のスートのうち、『切り札』のスートが出ている場合には、切り札のスートを出したプレイヤーがトリックを取ります。
切り札を複数のプレイヤーが出した場合には、切り札を出した中で最も強い数字を出したプレイヤーがトリックを取ります。
このように、トリックを繰り返し取っていく(=テイクする)ゲームを『トリックテイキングゲーム』と呼びます。
なお、ゲーム中にトリックを何回取れるかなど、何らかの宣言をしてからゲームを始めるスタイルを『ビッド』あるいは『ビッド系』とよびます。
*本ゲームは、ビッド系マストフォローの変則トリックテイキングゲームです。
【概要】
二人専用ビッド系マストフォローの変則トリックテイキングゲームです。
初期手札として配られる10枚のカードから、トランクとなるカードを1枚決めます(ビッド)。
1トリックごとに、商品やガラクタ(荷物)をトランク(カード)に詰めていきます。
そのトランクには、書かれた数字まで荷物を詰めることができます。しかし、荷物が少な過ぎても多過ぎてもいけません。
8トリックが終わった後、貴重な商品を“ほどよく”詰めたトランクを持ち帰ったプレイヤーが勝利します。
【準備】
0)
お互いに、テーブルを挟んで向き合って座ります。
トランプから、全ての10と6を抜き出し除外します(箱などに戻してください)。
1)
トランプを「A~9」「JQK」の2つに分けます。あと、「ジョーカー」を1枚用意します。
2)
「JQK」をひとまとめにして、裏向きでよくシャッフルします。そのまま裏向きで1つの山とします。
場の中央に、山の一番上から1、5枚目は表向きにして、他は裏向きにして、4枚の列を2つ(4×2)並べます。
以後、これを『貴重な商品』と呼びます。
そして、表向きにされた1、5枚目のカードを『入国カード』とも呼びます。
*左上の1・2・3・4枚がひとつ目の国、左下の5・6・7・8枚がふたつ目の国となります。
余ったJQKは、誰も中身を見ないようにして、ゲームから除外します。
3)
「A~9」を裏向きでシャッフルして、そのまま裏向きでひとつの山とします(以後、『山札』と呼びます)。
山札は、2枚目の入国カード(それは5枚目となる、表向きの貴重な商品のことでもあります)の左側に置きます。
4)
まず、山札の一番上からお互いに10枚になるまで、裏向きでカードを交互に配ります(以後、これを『手札』と呼びます)。
余った山札のカードは、そのままにしておきます。
5)
それぞれ、10枚ある手札の中身を自分だけ確認します。そして、1枚を『トランク』に決め、裏向きで、かつ、横にして自分の目の前に置きます。
*自分のトランクは、いつでも数字を確認しても良いですが、相手には絶対に数字を見せたり教えたりしてはいけまけん!
ここで重要なのは、そのカードに書かれた数字です。
トランクとしたカードに書かれた数字は「トランクの容量」です。
つまり、トランクに何枚までカード(荷物)を置くことができるかを表しています。
例:
eiは、ハートの9をトランクに決めました。つまりeiは、ゲーム中に、9枚までカードを取って良いことになります。
*ゲーム中、トランクはこの1つしかありません。また、トランクを増やすことも、交換することもできません。
*Aをトランクにした場合は、トランクの容量は11です(後述)。
6)
ジョーカーを、1枚目の入国カード(かつ、1枚目となる、表向きの貴重な商品)の左側に置きます。
【ゲームの進行】
7)
最近、海外へ旅行に出かけたプレイヤーが、はじめのトリックのファーストプレイヤーとなります。
(あるいは、じゃんけんで勝ったプレイヤーがファーストプレイヤーです)
*2回目以降のトリックでは、ジョーカーを持っているプレイヤーが常にファーストプレイヤーです。
8)
貴重な商品が、まだめくられていなければ、貴重な商品の中で最も山札に近い(左側にある)カードをめくって表向きにします。
*1枚目と5枚目は、はじめから表向きにしてあるため、めくる必要はありません。
*上の段が終わってから下の段に移ります。つまり、めくる順番は、左上から右横に①→2→3→4→左下へ斜めにおりてから右横に⑤→6→7→8と、Zを描くようにめくっていきます。
(①と⑤は入国カードを兼ねる)
この、今、示されている貴重な商品のスートが、このトリックの切り札となるスートです。
*5枚目の表向きのカードは、5トリック目になるまでは『入国カード(=切り札ではない)』として扱います。
9)
ファーストプレイヤーから順に、交互に必ず1回ずつカードを出します。
強: 11(A横)>9>8>・・・>3>2>1(A縦): 弱
*Aは特殊なカードで、「1」としても「11」としても使えます(使用時に選択。11として出す場合は、カードを横向きにして出す)。
マストフォローのルールなので、必ずリードされたスートのカードを出してください。
*リードされたスートが手札にない場合に限り、好きなスートのカードを出せます。
スートの強弱は、
強: 切り札 > リード > その他 :弱
10)
お互いに1枚目のカードを出した後、再びファーストプレイヤーに手番が回ってきます。
ここで、2枚目のカードを出すか、パスするかを、順番に選択します。
お互いに、出しても出さなくても良いです(一人が出して、一人がパスすることもあります)
たびたび、ファーストプレイヤーは1枚だけに対し、セカンドプレイヤーは2枚という状況がありえます。
*一人のプレイヤーが出せるスートは、1トリックにつき1スートのみです。
つまり、1枚目にダイヤを出した場合は、2枚目を出すと決めたのであれば、必ずダイヤを出さなければなりません(手札にダイヤがあっても、出したくなければ出す必要はありません)
11)
お互い、出した1~2枚のカードの数を合計します。
最高・・・A横+9=20
最低・・・A縦 =1
*数が同じ場合は、先に出したプレイヤーの方が「数が大きい」とみなされます。
12)
まず、合計した数が小さいプレイヤーは、自分が出したカードのスートを確認します。
>切り札のスートである場合
出したカードを全て山札の左に、ひとつに重ねて表向きで置きます(これを『捨て札にする』、ひとつに重なった捨て札の山を『捨て札の山』と呼びます)。
その後、手番を終了します。
>切り札のスートではない場合
今、自分が出したカード全てに対して、以下のどちらかを選択します。
A)トランクのすぐ下側に表(おもて)向きで置く。
以後、この表向きのカードを『ガラクタ』と呼びます。
B)捨て札にする。
*一枚をトランクに、一枚を捨て札に、というようなことはできません。
*トランクの下側に置いたカードは全て『荷物』と呼びます。
*すでに荷物がある場合は、その荷物の一番上に、内容が分かる程度に少しカードを下にズラして重ねて置いてください。
13)
合計した数が大きいプレイヤーは、出したカードを全て捨て札にします。
そして、現在、切り札として示されている貴重な商品を手に取り、以下のどちらかを選択します。
A)トランクのすぐ下側に裏(うら)向きで置く。
B)トランクのすぐ下側に表(おもて)向きで置く。
ABどちらを選択した場合でも、最後に、ジョーカーを取って、荷物の一番上に、上記と同様にズラして置きます。
*つまり、トリックに勝てば、強制的にジョーカーがついてきます(笑)
*トランクの下側には、何枚荷物を重ねてもかまいませんが、ビッド次第では、大幅な減点をくらってしまうので、よく考えて荷物を置きましょう。
14)
次のトリックの準備をします。
次のトリックのファーストプレイヤーは、ジョーカーを持つプレイヤーです。
つまり、トリックに勝ったプレイヤーが次のトリックのファーストプレイヤーとなり、始めに手札から1枚出すことになるわけです。
以下、8トリックが終わるまで、8)まで戻ってゲームを進めます。
【手札の補充】
4トリック目が終わった後の、14)次のトリックの準備 の時(つまり、5トリック目を始める前)に、ジョーカーを持っているプレイヤーから、手札が6枚になるまで山札から補充します。
*これは、ふたつ目の国に移動したため、交渉の材料となる手札が増えたことを意味します。
このタイミング以外で、手札が補充されることはありません。
<レアなケース>
*8トリック目に起こることがあります。
もし、手札が1枚もないプレイヤーがいた場合、山札の一番上を公開し、それを手札のないプレイヤーが出したことにします。
ただし、公開した数から、必ず1を引いた数にしかなりません。
例:
8トリック目が始まりましたが、kiには手札がありません。そこで、kiは、山札の一番上からカードを公開しました。公開したカードはスペードの7でしたが、必ず1を引かなければならないので、今回kiが出したのは「スペードの6」となりました。
*2枚目を引くことはできません。1枚で勝負してください。
*例外的に、Aから1を引くことはしませんが、Aは1でしかありません(11にはなりません!)。
【荷物の容量と得点】
《ガラクタ》
A~9で構成された、まさに大量のガラクタ。書いてある数字には、何の意味もありません。
表(おもて)向き・・・容量1(0点)
*ガラクタには、トランクがスカスカで失点を受けることを免れる効果があります。
*一度入れたガラクタは、取り出すことができません!
《貴重な商品》
JQKで構成された8枚しかない貴重なカード。
裏(うら)向き ・・・容量1(2点)
表(おもて)向き・・・容量1(0点)*
*表向きで置いた際、その枚数分、トランクの得点を倍にします(例えば2枚なら2倍、3枚なら3倍・・・というように)。
*もちろん、トランクの得点がマイナスの値を取った場合も、その得点を倍にします。
*しかし、1枚だと1倍にするのみで、あまり意味がありません。
*あまりないケースですが、トランクの得点が0だった場合は、表向きで貴重な商品を何枚置いても、得点は0のままです。
《強運のコイン》
常に表向きで、トリックの勝者の荷物にまぎれこむジョーカー。
表(おもて)向き・・・容量1(0点)*
*表向きの貴重な商品と同じ効果です。合わせて数えてください。
*ジョーカーは、裏向きにはできません。
【ゲームの終了】
8トリックが終わる。
【勝敗】
・まず、それぞれ余った手札を、お互いに全て表向きで確認し、捨て札にします。
*この際、マストフォローに即していないカードの出し方をしていたプレイヤーが明らかになった場合、そのプレイヤーは失格となります(該当のプレイヤーの敗北が決定し、必ず相手が勝利します)
・お互いに、自分がトランクに置いた貴重な商品の得点を合計します。
・次に、お互いに、自分のトランクの容量を公開します。
・そして、お互いに、トランクに何枚の荷物を置いたか数え、トランクの容量と比べます。
荷物<トランク
残念ながら、スカスカなトランクとなってしまいました。
→ トランクの容量から荷物の枚数を引きます。余った数が、貴重な商品からマイナスする点です。
例:
onのトランクは、容量が7でした。今、onのトランクには5枚の荷物が置いてあります。onはトランクの容量7から荷物の5を引き、余りが2となりました。つまり、2点のマイナスを受けてしまいました。
荷物=トランク
完璧なトランクの状態です!後は、荷物の中身の問題ですね。
→ マイナスする点はありません。
例:
eaのトランクは、容量が4でした。今、eaのトランクには4枚の荷物が置いてあるため、マイナスする点はありません。
荷物>トランク
トランクに、荷物を詰め過ぎてしまいましたか・・・。いくつか、商品が壊れてしまったようです。
→ トランクからオーバーした荷物の枚数を計算します。その枚数×2の点を、貴重な商品からマイナスします。
例:
diのトランクは、容量が5でした。今、diのトランクには7枚の荷物が置いてあります。トランクからオーバーした枚数は2枚なので、2×2=4点のマイナスを受けてしまいました。
・貴重な商品から容量のマイナス点を引きます。
・その引いた点に、表向きで置いた貴重な商品(ジョーカーを含む)の枚数を掛け算します。
例:
aaは、容量がA(11)のトランクに5枚しか荷物を置けず、その中には、裏向きの貴重な商品が1枚しかありませんでした。にもかかわらず、表向きの貴重な商品は3枚もあります!aaの得点は、2点から6点を引き-4点となり、それを3倍にしなくてはならないので、最終的に-12点となりました。
*このように、得点はマイナスの値を取ります!
・最後に、トランク=荷物だった全てのプレイヤーは、達成ボーナスとして追加の3点を得ます。
・もちろん、トランク>荷物、トランク<荷物のプレイヤーには、追加の点はありません。
計算式:
(貴重な商品の合計点 - 容量の失点)× 表向きの貴重な商品の枚数 + 達成ボーナス = 勝利点
・最も勝利点の多いプレイヤーが勝者です!
・もし、同点の場合は、容量の失点が少ないプレイヤーの勝利です。
・それでも同点の場合は、ガラクタの少ないプレイヤーの勝利です。
・それでも、まだ同点の場合は、ジョーカーを持っているプレイヤーの勝ち、あるいは、違う2つの国に旅立ち、新たなゲームで決着をつけてください
⇒ ヴァリアントルールができました! トランクと行商人・ヴァリアントルール
Copyright (C) 2014.2 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
結論:
考察:
・二人用のトリックテイキングゲームって、なかなか難しいね。少し、物語ちっくにできた・・・と思いたい。
・トランクボードが欲しいなぁ・・・
・カード構成表や、得点計算の方法など、ちょっと何枚か付け足したい。
・コマが1つあるだけで、ゲーム進行の分かりやすさとか、雰囲気とか、格段に違うのに・・・
・イラスト欲しい。トランプの絵札って、一見、人身売(以下略
⇒ トランプだけでゲームを表現するのは、そろそろ限界な気もする。
備考:
★ 遊んでみた感想や、「ここはこうした方が、もっと面白いよ!」などのご意見は、記事のコメントによろしくお願いします!
★ おそらく、完全同一なルールのゲームはないと思いたいですが、もしありましたらご指摘ください。。。
☆ 今のところ、誰でも閲覧可能のフリーゲームとして公開しています!
☆ ルールのお問い合わせなどは以下のメールに、よろしくお願いします。
⇒ oshino.rinya◆gmail.com
(送る際は◆を@に変えてください)
トップの無関係で(笑)素敵な写真のイラストは、blue-greenさんからお借りしました!
タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、実験⑦、トラン苦テイキング、「トランクと行商人」に正式名称を決定しました!
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(構想中)
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ロストシティ
デザイナー:Reiner Knizia
出版:KOSMOS
レビュー蒐集数=8(+4)2014.6.19
*超手抜きUP(画像で紹介)
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箱:正方形の薄い中箱です。ただ、2014年現在、市場に出回っているのは確か、缶だったっけ?
< ゲームの紹介 >
・すごろくや
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=563
< レビュー蒐集リンク >
・たっくんのボードゲーム日記
http://www.tk-game-diary.net/lost_cities/lost_cities.html
★B
・ジーコデルモンド
http://gioco.sytes.net/lost_cities.htm
・アナログゲーム語り
http://analoggametalk.blog91.fc2.com/blog-entry-27.html
★4/10
・対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
http://seshil4324jp.sugo-roku.com/newgame/lost_city
★4/5
・浅く潜れ! -ボードゲーム&趣味のブログ-
http://asakumogure.blog23.fc2.com/blog-entry-110.html
★4/5
・二人でボードゲームを ~Board Game for Two~
http://boardgamefortwo.seesaa.net/article/388132357.html
★2/4(好き♪)
・GMOとくとくbb
http://moon.gmobb.jp/kawau/boardgame/lostcities.htm
・ボードゲームランド
http://boardgameland.blog31.fc2.com/blog-entry-308.html
ゲームのスタートアップの図。やたらとでっかいカードをたくさん持って、探検に出かけ・・・るか、しばらくよ~く考えましょう(笑
カードは、常に小さい数字の上に大きい数字を重ねて置きます。ちなみに、1枚でもカードを置いた場合、探検コストがかかります・・・マイナス20点も!なので、きちんと20点以上が取れるかどうか考えてから探検を始める必要があります!!
ちなみに、カードの絵は、1から少しずつ探検していって、最後の10に「世紀の大発見」が待っています!
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、ら行「ろ」、ロストシティ、2人専用、ライナー・クニツィア作
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ちなみに、カードの絵は、1から少しずつ探検していって、最後の10に「世紀の大発見」が待っています!
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ホテル・トランシルヴァニア
デザイナー:ジェームズ・アーネスト
出版:アークライト・ゲームリンク vol.9の付録
レビュー蒐集数=0
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*ゲームリンク vol.9の付録です。
<ゲームのレビュー>
蒐集中・・・
< 備考 >
自分で用意したもの
・トランプ一式
・6面ダイス×7色・白2、他1
・ポーカーチップ×6色・各30
・チップ入れ×6
・プレイヤーコマ×6色・各1
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、は行「ほ」、ホテル・トランシルヴァニア、ゲームリンク vol.9付録、部品の蒐集が大変だったお
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タイム&スペース
デザイナー:Tobias Stapelfeldt
出版:eggertspiele,Pegasus Spiele
レビュー蒐集数=1
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箱:大箱です。宇宙っぽい?箱絵が格好よ・・・いかは好みが分かれるところ(汗
*CD音声と砂時計を用いて行動する、30分間のリアルタイム・ボードゲーム『スペースディーラー』のリメイク作品。
<ゲームの紹介>
・すごろくや
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=2623
・R&Rステーション横浜店 スタッフブログ
http://rrsyokohama.blog.fc2.com/blog-entry-524.html
< レビュー蒐集リンク >
・Have a biscuit piece
http://biscuitpieces.jugem.jp/?eid=28
*記事の中ほど
3人用のボードと4人用のボードでは、惑星間の移動距離が変わります。正直、4人で遊んだ方が良いです。
ゲームが始まったら、手番はありません。ひたすら砂時計をひっくり返し、砂が落ち切ったらアクションをします。もう、忙しくて目が回ります(笑
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、た行「た」、タイム&スペース、スペースディーラーのリメイク作品
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3人用のボードと4人用のボードでは、惑星間の移動距離が変わります。正直、4人で遊んだ方が良いです。
ゲームが始まったら、手番はありません。ひたすら砂時計をひっくり返し、砂が落ち切ったらアクションをします。もう、忙しくて目が回ります(笑
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トランプでボドゲ風ゲームを作ってみた
実験⑥ 手軽に悩ましい「運ゲーのような、そうでないゲーム」をつくれるか?
トランプでどこまでボードゲームに近づけるか
実験する企画の第6弾は、5人まで遊べるバースト&セットコレクションゲーム!
(追記:2014.2.9)プレイヤーの座り方について明記
◆他のトランプゲームが気になる ⇒ 創作?活動の目次
◇実験10以降は ⇒ ボードゲームのレシピ▼創作活動館
<< 実験開始 >>
ルールのベース:なつのたからもの(ノミのサーカス)
タイトル:坊主めくりに、よろしく
人数:3~5人
対象:足し算と引き算が理解できる人
時間:20分
【物語】
拝啓 坊主めくり様
こんなゲームは、いかがですか?
敬具 姫
【概要】
このゲームは、ターン制のカードめくりです。
場にある絵札3枚に対し、山札から引いたカードをマークに従い、対応する絵札の横に並べていきます。
絵札の横に並べたカードの数字の合計が、絵札の数字を超えない状態で手番を終えたら、山札からカードを貰います。
ピッタリ、あるいは、±1の差で並べ終えた場合は、絵札を取り除き、より多くのカードを貰います。
しかし、数を大きくオーバーした場合は、絵札を取り自分の目の前に置きます(書いてある数だけ失点)。
もし、手にいくつかカードを持っている場合は、山札からカードを引く代わりに、手札から好きなだけカードを出して置くこともできます。
しかし、最終的に、勝負は手札の内容で決まることを忘れないでください。
全ての絵札が、取り除かれるか、誰かの目の前に置かれたら、ゲームは終了です。
各自、手札を使ってセットをつくり得点化します。その中で、最も得点が高いプレイヤーが勝者です。
【準備】
・トランプ一式
・本ルール
0)
プレイヤーは、テーブルを囲むように座ります。
ゲーム中、目の前にカードを出していくことを考えると、隣同士の距離は、少し余裕を持っておきましょう。
1)
カードを「A」「2~10」「J~K」の3つの山に分けます。
*ジョーカーは使用しません。
2)
まず、「2~10」を裏向きでよくシャッフルして、裏向きのまま1つの山としてテーブルの中央に置きます(以後、これを『山札』と呼びます)。
3)
同様に、「J~K」も裏向きでシャッフルして、裏向きの1つの山とします(以後、『坊主の山』と呼びます)。坊主の山は山札の右側に置きます。
4)
坊主の山の一番上から三枚取り、坊主の山の下側に、縦に表向きで並べます(以後、この表向きに並んでいるカードを『坊主』と呼びます)。
*厳密には、JKを坊主、Qを尼と呼びますが、ここではひとまとめに『坊主』と呼びます。
*この出ている坊主の右側にカードを並べて置くので、少しスペースを作ってください。
5)
髪が最も短いプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
坊主の人がいれば、もちろんその人がスタートプレイヤーです!
もし、誰が最も髪の短いプレイヤーか見分けがつかない場合は、じゃんけんで勝ったプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
6)
スタートプレイヤー以外の全プレイヤーに、裏向きでAを一枚ずつ配り、各プレイヤーの最初の手札として手に持ちます。
余ったAは、中身を誰も見ないようにして、ゲームから除外します。
7)
以後、スタートプレイヤーから時計回り(左回り)に、一人ずつ順に番が回ってきます。
【ゲームの進行】
1)
自分の番(以後、『手番』と呼びます)が来たら、後述の停止条件を満たさない限り、以下の2つのアクションを好きな順で好きなだけ行えます。
A:山札の一番上からカードを1枚めくり、表向きで対応する坊主(絵札)の右側に並べる。
B:手札からカードを1枚出し、表向きで対応する坊主(絵札)の右側に並べる。
*アクションBができない、あるいは、したくない場合は、アクションAを行います。
ただし、ABどちらの際にも必ず、今、出したカードに描かれたスートと、並べる先の坊主のスートが一致していなければなりません!
*以後、4つのマーク(スペード、ダイヤ、クローバー、ハート)のことを『スート』と呼びます。
なお、表向きの坊主(通常3枚)に、これから置くカードに描かれたスートが無い場合に限り、スートは無視して好きな坊主の右側にカードを置きます。
また、表向きの坊主に、同じスートのものが複数ある場合は、その中の好きな坊主の横に並べます。
もし、すでに坊主の右側にカードが置いてあれば、さらにその右横に続けて並べます(以後、坊主の右に並んでいるカード群を『坊主の列』と呼びます)。
2)
停止条件を満たさない限りは、以下の3番目の選択をすることもできます。
C:必ずABどちらかを1回は行った後、手番を終了する。
そして、山札の一番上から1枚カードを取り、自分だけが中身を見て手札とします。
3)
さらに、ABCのアクションを選択する前に、以下の4番目のアクションを選択することもできます。
D:手札を表向きで1枚、山札の左側に捨て、パスをして手番を終える。
*ABCのいずれかのアクションを行った後では、パスできません。
4)
それぞれのアクションを行った結果、以下の条件を満たしたら、手番は終了します。
[停止条件]
今、坊主の右に並べたカードによって、その坊主の列の合計値が、その列の坊主の・・・
◆1/ 値を超えた(以下、『バースト』と呼びます)。
◆2/ 値±1となった。
◆3/ 値とピッタリ同じになった。
5)
停止条件によって手番が終了したプレイヤーは、それぞれの条件により、以下の処理を行います。
まず、今、その列に手札から出したカードがあれば、その全てのカードを山札の左側に捨てます(必ず1/2/3共通で行ってください)。
◆1/ バースト
その列の坊主を取り、自分の目の前に表向きで置きます。
*書いてある数だけ失点です!
そして、今取った坊主の列にカードが残っていれば、その中で最も低い値のカードを1枚取ります。
*スートは関係なく、最も低い値のカードを取ります。
そのカードを、自分の目の前に置いてある、好きな坊主(失点)の上に置きます。
*もし、坊主が目の前に複数あれば、好きな坊主にカードを置きます。
この坊主(失点)の上に置いたカードは、坊主(失点)と同じスートであれば、置いたカードの値ほど失点を軽減します。
*一度カードを置いたら、動かすことはできません。
*坊主(失点)の上に、何枚カードが乗っていてもかまいません。
最後に、その列に残った全てのカードを山札の左側に捨てます。
◆2/ 値±1
◆3/ 値とピッタリ
その列の坊主を取り、坊主の山の右側に表向きで捨てます。
そして、今取った坊主の列にカードが残っていれば、その中から好きなカードを・・・
値±1 → 2枚取り手札にします。
値とピッタリ → 3枚取り手札にします。
もし、その列にカードが不足している場合は、山札から不足した分だけ裏向きで取って、中身を自分だけが確認して手札にします。
反対に、列にカードが余った場合は、余った全てのカードを山札の左側に捨てます。
6)
以上の処理を行ったら、新しく坊主の山から坊主をめくり、表向きで今あった場所に置きます。
7)
そして、左隣のプレイヤーからゲームを再開します。
【補足1】
山札、坊主の山、どちらの場合も、カードが無くなったら即座に捨て札を裏向きにし、よくシャッフルして新たな山とします。
*新たな山を作るのは1度だけで、再びカードが無くなった場合は新たな山を作ることはありません。
*また、新たな山がなくなった後は、今あるカード(手札、坊主)だけでゲームを続けます。
【ゲームの終了】
以下の条件になったら、即座にゲームは終了します。
・新たな坊主の山を作った後、全ての坊主が取り除かれるか、誰かの目の前に置かれる。
・新たな山札のカードが無くなった、次のプレイヤーから各自一回ずつ手番を行い、山札が無くなったプレイヤーの右隣のプレイヤーの手番が終わる。
*つまり、山札の最後のカードを引き切ったプレイヤーは、もう手番は回ってきません。
【補足2】
山札のカードが無くなった後の1巡について、以下のルールを適用します。
・山札からカードを引くことができないので、手番のアクションは
D「手札を1枚捨てパスをする」
B「手札からカードを出す」
C「Bを行った後で手番を終了する」
のどれかを選択します。
*Cを選択するメリットがない限り、意味のないアクションで手札を減らさない方がよいでしょう。
・停止条件後の処理について、不足した分のカードを山札から取ることはできないので、その坊主の列にあるだけのカードを取って手札に加えます。
*不足した分はもらえません。
【セットの作り方】
1)
坊主が目の前に置かれているプレイヤーは、手札に該当するスートのカードがあれば、好きなだけ各坊主の上に置きます。
*この行動は、失点を減らす効果があります!
例)
oaの目の前にはスペードのKがあり、その上にスペードの3とダイヤの7が置かれている。
手札から、スペードの2と6を出し、Kの上に乗せた。
これで、oaの失点は、13-3-0-(2+6)=-2となった。
ただし、坊主の上にカードが乗せられない、あるいは、違うスートのカードのみ乗っている場合は、軽減はなく、坊主の値がそのまま失点です。
*上に乗せたカードの合計値が、下の坊主の値をオーバーしても構いませんが、後述する『スートの選択』でそのスートを選ばない限り、オーバーした分は無効となります。
*また、同じスートの坊主が複数目の前に並んでいる場合、『スートの選択』でそのスートを選ばない限り、オーバーした分を複数の坊主に割り振ることはできません。つまり、基本的に上に乗せたカードは、その坊主1人に対してのみ有効というわけです。
2)
手札から、一つのスートを選択します。
*坊主(失点)の上に乗っているカードのスートを選ぶこともできます!その場合、上に乗せたカードでオーバーした値が得点になります。
そして、そのスートのカードに書いてある値、全てを合計します。
例)
eiは、ハートを選択した。
ハートは、手札に3、7、10と、坊主のJ(ハート)に乗っている6を持っている。
eiは、Jの上に7を置き、オーバーした分と手札を足して得点にした。
J-(6+7)+3+10=2+13=15点がeiの得点となる。
3)
ただし、以下の2つの組み合わせ(以後、『セット』と呼びます)がある場合は、追加のボーナス点を貰います。
・同じスートのカード3枚 = 1セットにつき5点。
・同じ数のカード3枚 = 1セットにつき10点。
*先述した「選択したスート」以外のスートのカードでも、セットをつくることができれば得点になります!
例:
agは、手札に最も多かったハートを選択し、その他のスートでセットをつくることにした。
クローバーの2679、ダイヤの36、スペードのA56を持っていたので、
・クローバーの279で1セット(5点)
・クローバーの6、ダイヤの6、スペードの6で1セット(10点)
【勝敗】
1)
選択した1つのスートの合計値と、つくることのできた全てのセットの合計値を足します。
2)
そこから、(軽減があれば、その軽減を受けた)坊主の失点を引き、余った値が、自分の勝利点です。
*場合によっては、得点がマイナスの値を取ることもあります。
3)
最も勝利点の高いプレイヤーが、このゲームの勝者です!
【補足3】
もし、複数のプレイヤーが同点になった場合は、得点にするため選択した1つのスートの枚数が、一番多いプレイヤーが勝利します。
*坊主の上に乗っているカードも数えます!
さらに、枚数が同じ場合は、取った坊主の枚数がより少ないプレイヤーが勝利します。
それでも全て同じなら、もう一度勝負をして、決着をつけてください。
あるいは、このゲームのタイトルである「坊主めくり」様の勝ちとしてください。
Copyright (C) 2014.1 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
・
結論:
考察:
・カードをめくる=運ゲー、+坊主が3列+手札からカードを出せる+セットがつくれる=運ゲーではない?
・ボードがあると、視覚的に何をすれば良いか分かっていいなぁ。
・カードに坊主や尼さんが描いてあると、より世界観が出るなぁ。
⇒ トランプでは表すことのできない「世界観」「イラスト・デザイン」が重要な気がします。
備考:
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実験⑥ 手軽に悩ましい「運ゲーのような、そうでないゲーム」をつくれるか?
トランプでどこまでボードゲームに近づけるか
実験する企画の第6弾は、5人まで遊べるバースト&セットコレクションゲーム!
(追記:2014.2.9)プレイヤーの座り方について明記
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◇実験10以降は ⇒ ボードゲームのレシピ▼創作活動館
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【物語】
拝啓 坊主めくり様
こんなゲームは、いかがですか?
敬具 姫
【概要】
このゲームは、ターン制のカードめくりです。
場にある絵札3枚に対し、山札から引いたカードをマークに従い、対応する絵札の横に並べていきます。
絵札の横に並べたカードの数字の合計が、絵札の数字を超えない状態で手番を終えたら、山札からカードを貰います。
ピッタリ、あるいは、±1の差で並べ終えた場合は、絵札を取り除き、より多くのカードを貰います。
しかし、数を大きくオーバーした場合は、絵札を取り自分の目の前に置きます(書いてある数だけ失点)。
もし、手にいくつかカードを持っている場合は、山札からカードを引く代わりに、手札から好きなだけカードを出して置くこともできます。
しかし、最終的に、勝負は手札の内容で決まることを忘れないでください。
全ての絵札が、取り除かれるか、誰かの目の前に置かれたら、ゲームは終了です。
各自、手札を使ってセットをつくり得点化します。その中で、最も得点が高いプレイヤーが勝者です。
【準備】
・トランプ一式
・本ルール
0)
プレイヤーは、テーブルを囲むように座ります。
ゲーム中、目の前にカードを出していくことを考えると、隣同士の距離は、少し余裕を持っておきましょう。
1)
カードを「A」「2~10」「J~K」の3つの山に分けます。
*ジョーカーは使用しません。
2)
まず、「2~10」を裏向きでよくシャッフルして、裏向きのまま1つの山としてテーブルの中央に置きます(以後、これを『山札』と呼びます)。
3)
同様に、「J~K」も裏向きでシャッフルして、裏向きの1つの山とします(以後、『坊主の山』と呼びます)。坊主の山は山札の右側に置きます。
4)
坊主の山の一番上から三枚取り、坊主の山の下側に、縦に表向きで並べます(以後、この表向きに並んでいるカードを『坊主』と呼びます)。
*厳密には、JKを坊主、Qを尼と呼びますが、ここではひとまとめに『坊主』と呼びます。
*この出ている坊主の右側にカードを並べて置くので、少しスペースを作ってください。
5)
髪が最も短いプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
坊主の人がいれば、もちろんその人がスタートプレイヤーです!
もし、誰が最も髪の短いプレイヤーか見分けがつかない場合は、じゃんけんで勝ったプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
6)
スタートプレイヤー以外の全プレイヤーに、裏向きでAを一枚ずつ配り、各プレイヤーの最初の手札として手に持ちます。
余ったAは、中身を誰も見ないようにして、ゲームから除外します。
7)
以後、スタートプレイヤーから時計回り(左回り)に、一人ずつ順に番が回ってきます。
【ゲームの進行】
1)
自分の番(以後、『手番』と呼びます)が来たら、後述の停止条件を満たさない限り、以下の2つのアクションを好きな順で好きなだけ行えます。
A:山札の一番上からカードを1枚めくり、表向きで対応する坊主(絵札)の右側に並べる。
B:手札からカードを1枚出し、表向きで対応する坊主(絵札)の右側に並べる。
*アクションBができない、あるいは、したくない場合は、アクションAを行います。
ただし、ABどちらの際にも必ず、今、出したカードに描かれたスートと、並べる先の坊主のスートが一致していなければなりません!
*以後、4つのマーク(スペード、ダイヤ、クローバー、ハート)のことを『スート』と呼びます。
なお、表向きの坊主(通常3枚)に、これから置くカードに描かれたスートが無い場合に限り、スートは無視して好きな坊主の右側にカードを置きます。
また、表向きの坊主に、同じスートのものが複数ある場合は、その中の好きな坊主の横に並べます。
もし、すでに坊主の右側にカードが置いてあれば、さらにその右横に続けて並べます(以後、坊主の右に並んでいるカード群を『坊主の列』と呼びます)。
2)
停止条件を満たさない限りは、以下の3番目の選択をすることもできます。
C:必ずABどちらかを1回は行った後、手番を終了する。
そして、山札の一番上から1枚カードを取り、自分だけが中身を見て手札とします。
3)
さらに、ABCのアクションを選択する前に、以下の4番目のアクションを選択することもできます。
D:手札を表向きで1枚、山札の左側に捨て、パスをして手番を終える。
*ABCのいずれかのアクションを行った後では、パスできません。
4)
それぞれのアクションを行った結果、以下の条件を満たしたら、手番は終了します。
[停止条件]
今、坊主の右に並べたカードによって、その坊主の列の合計値が、その列の坊主の・・・
◆1/ 値を超えた(以下、『バースト』と呼びます)。
◆2/ 値±1となった。
◆3/ 値とピッタリ同じになった。
5)
停止条件によって手番が終了したプレイヤーは、それぞれの条件により、以下の処理を行います。
まず、今、その列に手札から出したカードがあれば、その全てのカードを山札の左側に捨てます(必ず1/2/3共通で行ってください)。
◆1/ バースト
その列の坊主を取り、自分の目の前に表向きで置きます。
*書いてある数だけ失点です!
そして、今取った坊主の列にカードが残っていれば、その中で最も低い値のカードを1枚取ります。
*スートは関係なく、最も低い値のカードを取ります。
そのカードを、自分の目の前に置いてある、好きな坊主(失点)の上に置きます。
*もし、坊主が目の前に複数あれば、好きな坊主にカードを置きます。
この坊主(失点)の上に置いたカードは、坊主(失点)と同じスートであれば、置いたカードの値ほど失点を軽減します。
*一度カードを置いたら、動かすことはできません。
*坊主(失点)の上に、何枚カードが乗っていてもかまいません。
最後に、その列に残った全てのカードを山札の左側に捨てます。
◆2/ 値±1
◆3/ 値とピッタリ
その列の坊主を取り、坊主の山の右側に表向きで捨てます。
そして、今取った坊主の列にカードが残っていれば、その中から好きなカードを・・・
値±1 → 2枚取り手札にします。
値とピッタリ → 3枚取り手札にします。
もし、その列にカードが不足している場合は、山札から不足した分だけ裏向きで取って、中身を自分だけが確認して手札にします。
反対に、列にカードが余った場合は、余った全てのカードを山札の左側に捨てます。
6)
以上の処理を行ったら、新しく坊主の山から坊主をめくり、表向きで今あった場所に置きます。
7)
そして、左隣のプレイヤーからゲームを再開します。
【補足1】
山札、坊主の山、どちらの場合も、カードが無くなったら即座に捨て札を裏向きにし、よくシャッフルして新たな山とします。
*新たな山を作るのは1度だけで、再びカードが無くなった場合は新たな山を作ることはありません。
*また、新たな山がなくなった後は、今あるカード(手札、坊主)だけでゲームを続けます。
【ゲームの終了】
以下の条件になったら、即座にゲームは終了します。
・新たな坊主の山を作った後、全ての坊主が取り除かれるか、誰かの目の前に置かれる。
・新たな山札のカードが無くなった、次のプレイヤーから各自一回ずつ手番を行い、山札が無くなったプレイヤーの右隣のプレイヤーの手番が終わる。
*つまり、山札の最後のカードを引き切ったプレイヤーは、もう手番は回ってきません。
【補足2】
山札のカードが無くなった後の1巡について、以下のルールを適用します。
・山札からカードを引くことができないので、手番のアクションは
D「手札を1枚捨てパスをする」
B「手札からカードを出す」
C「Bを行った後で手番を終了する」
のどれかを選択します。
*Cを選択するメリットがない限り、意味のないアクションで手札を減らさない方がよいでしょう。
・停止条件後の処理について、不足した分のカードを山札から取ることはできないので、その坊主の列にあるだけのカードを取って手札に加えます。
*不足した分はもらえません。
【セットの作り方】
1)
坊主が目の前に置かれているプレイヤーは、手札に該当するスートのカードがあれば、好きなだけ各坊主の上に置きます。
*この行動は、失点を減らす効果があります!
例)
oaの目の前にはスペードのKがあり、その上にスペードの3とダイヤの7が置かれている。
手札から、スペードの2と6を出し、Kの上に乗せた。
これで、oaの失点は、13-3-0-(2+6)=-2となった。
ただし、坊主の上にカードが乗せられない、あるいは、違うスートのカードのみ乗っている場合は、軽減はなく、坊主の値がそのまま失点です。
*上に乗せたカードの合計値が、下の坊主の値をオーバーしても構いませんが、後述する『スートの選択』でそのスートを選ばない限り、オーバーした分は無効となります。
*また、同じスートの坊主が複数目の前に並んでいる場合、『スートの選択』でそのスートを選ばない限り、オーバーした分を複数の坊主に割り振ることはできません。つまり、基本的に上に乗せたカードは、その坊主1人に対してのみ有効というわけです。
2)
手札から、一つのスートを選択します。
*坊主(失点)の上に乗っているカードのスートを選ぶこともできます!その場合、上に乗せたカードでオーバーした値が得点になります。
そして、そのスートのカードに書いてある値、全てを合計します。
例)
eiは、ハートを選択した。
ハートは、手札に3、7、10と、坊主のJ(ハート)に乗っている6を持っている。
eiは、Jの上に7を置き、オーバーした分と手札を足して得点にした。
J-(6+7)+3+10=2+13=15点がeiの得点となる。
3)
ただし、以下の2つの組み合わせ(以後、『セット』と呼びます)がある場合は、追加のボーナス点を貰います。
・同じスートのカード3枚 = 1セットにつき5点。
・同じ数のカード3枚 = 1セットにつき10点。
*先述した「選択したスート」以外のスートのカードでも、セットをつくることができれば得点になります!
例:
agは、手札に最も多かったハートを選択し、その他のスートでセットをつくることにした。
クローバーの2679、ダイヤの36、スペードのA56を持っていたので、
・クローバーの279で1セット(5点)
・クローバーの6、ダイヤの6、スペードの6で1セット(10点)
【勝敗】
1)
選択した1つのスートの合計値と、つくることのできた全てのセットの合計値を足します。
2)
そこから、(軽減があれば、その軽減を受けた)坊主の失点を引き、余った値が、自分の勝利点です。
*場合によっては、得点がマイナスの値を取ることもあります。
3)
最も勝利点の高いプレイヤーが、このゲームの勝者です!
【補足3】
もし、複数のプレイヤーが同点になった場合は、得点にするため選択した1つのスートの枚数が、一番多いプレイヤーが勝利します。
*坊主の上に乗っているカードも数えます!
さらに、枚数が同じ場合は、取った坊主の枚数がより少ないプレイヤーが勝利します。
それでも全て同じなら、もう一度勝負をして、決着をつけてください。
あるいは、このゲームのタイトルである「坊主めくり」様の勝ちとしてください。
Copyright (C) 2014.1 http://recipeofbodoge.gg-blog.com/(オシノ) All Rights Reserved.
結論:
考察:
・カードをめくる=運ゲー、+坊主が3列+手札からカードを出せる+セットがつくれる=運ゲーではない?
・ボードがあると、視覚的に何をすれば良いか分かっていいなぁ。
・カードに坊主や尼さんが描いてあると、より世界観が出るなぁ。
⇒ トランプでは表すことのできない「世界観」「イラスト・デザイン」が重要な気がします。
備考:
★ 遊んでみた感想や、「ここはこうした方が、もっと面白いよ!」などのご意見は、記事のコメントによろしくお願いします!
★ おそらく、完全同一なルールのゲームはないと思いたいですが、もしありましたらご指摘ください。。。
☆ 今のところ、誰でも閲覧可能のフリーゲームとして公開しています!
☆ ルールのお問い合わせなどは以下のメールに、よろしくお願いします。
⇒ oshino.rinya◆gmail.com
(送る際は◆を@に変えてください)
トップの無関係で(笑)素敵な写真のイラストは、blue-greenさんからお借りしました!
タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、実験⑥、坊主めくりに、よろしく
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ハムスター大相撲
デザイナー:Mary Jo Reutter
出版:Gamewright
レビュー蒐集数=5
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<ゲームのレビュー>
・ふうかのボードゲーム日記
★4/5
・ボードゲーム CU部(キューブ)
・Table Games in the World
・はりらんタイムズ
・かわうそのえぶりでい・げーむ
*記事の中ほど
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、は行「は」、ハムスター大相撲、ご飯は巻きずし(謎)
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サマーリゾート
デザイナー:Karol Madaj
出版:Gly Leonardo
レビュー蒐集数=5(+1)2014.3.24レビュー追加
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箱:正方形の薄い中箱です。箱絵は、ちょっと古い感じの雰囲気を醸し出している、えっと、この人たちはホテルのオーナーさん、かなぁ?
< レビュー蒐集リンク >
・ぼどレポ
http://boardge.blogspot.jp/2014/01/20140105-118.html
*記事の中ほど
・ふうかのボードゲーム日記
http://fu-ka.livedoor.biz/archives/1763818.html
★3/5
・The Board Game Laboratory Blog
http://tbgl.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
*記事の中ほど
・ボドゲ色のすたるじい
http://blog.livedoor.jp/naphtha_lene/archives/36045153.html
*記事の終わり
・卓上遊戯の冒険
http://kanochinite.blogspot.jp/2014/03/140316.html?m=1
★Positive- *記事の中ほど
ごちゃごちゃしているように見えますが、慣れれば問題ありません(笑)リゾートにホテルを建てて、お客さんをガツガツ収容しましょうw
さらにごちゃごちゃしましたが(笑)慣れれば(以下略)ボードがなく、全てがカードで表現されているため分かりづらいですが、ワーカープレイスメント+経済ゲームです。
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、さ行「さ」、サマーリゾート、カードゲームなのにボードゲーム風、ワーカープレイスメント、経済ゲーム、リゾート開発・運営、ポーターのイケメンぶりに嫉妬、
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ツォルキン拡張:部族と予言
デザイナー:Simone Luciani,Daniele Tascini
出版:Czech Games Edition / Rio Grande
レビュー蒐集数=4(+1)2014.3.31
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*ツォルキン:マヤ神聖暦がないと遊べません!
⇒ ツォルキン:マヤ神聖暦の紹介記事
http://recipeofbodoge.gg-blog.com/search/tzolk--in
<ゲームのレビュー>
・どうでもいい は なし
★5/5
・黒船亭
*記事の中ほど
・Boardgame Memo
★7/10
・棺の死生活
・拡張要素1: 部族
・拡張要素2: 予言
・拡張要素3: 5人プレイに対応
・拡張要素4: インスタントアクション
タグ:ボードゲームのレシピ、ゲーム検索、た行「つ」、ツォルキン拡張:部族と予言、ボードゲーム、マヤ文明、歯車、歴史ロマン、
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